空に架かる虹のイメージを画像に付加できるソフト。簡単な操作で、ユーザの指定した位置に好きな大きさや色合いの虹を架けられる。「虹架け for Windows」は、光と大気の状態によって偶然に現れる自然現象を、画像内に再現できるソフト。彩度や明度、透明度、暗部の表示といった条件を指定して、思い通りの光や色のイメージを画像に合成することが可能。虹(主虹)のほか、主虹と同時に現れる「副虹」、太陽の周囲を丸く彩る「暈(ひがさ)」、雲に色のグラデーションがかかる「彩雲」などの、めずらしい光の現象を付加することもできる。対応する画像形式はJPEG。
操作は簡単。
- メイン画面に画像を読み込み、虹の種類を選ぶ
- プレビューで結果を確認しながら、位置と直径、色合いを調整する
- 画像を保存する
というのが基本的な使い方。自然な画像を作るには「色をあまりはっきりさせない」「透明度や暗部の表示を調整して輪郭を溶け込ませる」ことがポイントとなる。画像に合成できる現象は多彩だ。
- 虹(“主虹のみ”または“主虹+副虹”)
- 太陽の周りに現れる虹模様または光の輪「暈」(内暈のみ(一重)または内暈+外暈(二重))
- 雲の上に虹模様が現れる現象「彩雲」
- 人や物体の影の周りに架かる虹模様「ブロッケン」
- 太陽の天頂方向に現れる、いわゆる“逆さ虹”の「環天頂アーク」
など、計10種類から選択できるようになっている。思い通りの虹や光の効果を作り出せるよう、表示位置やサイズ(直径)、色合いなどのパラメータを調整することも可能。例えば、位置はカーソルボタンで動かせるが、2段階の移動量のボタンが用意され、細かな調整を簡単に行えるよう配慮されている。
虹などのサイズは、スライドバーで変更できる。各サイズに対応する「レンズの焦点距離(35mmカメラ換算)」が表示され、設定時の参考として利用できるようになっている。色合いは「彩度」「明度」「透明度」「暗部の表示」の各パラメータをスライドバーで調整する。