多数のフィルタが用意されたフォトレタッチソフト。市販ソフトに搭載されていないようなユニークなフィルタも備える。「FilterTest」は、画像の明るさ調整やぼかし/シャープ、変形などを行う「フィルタ加工」に特化したソフト。計200種類以上のフィルタを備え、さまざまな加工を行える。読み込める画像形式はBMP/JPEG/PNG。BMP/PNG形式で保存できる。
使い方は簡単。(1)メイン画面へのドラッグ&ドロップなどで画像を読み込ませ、(2)適用するフィルタをメニューから選択し、(3)必要であればパラメータを調整して、(4)実行すればよい。実際にフィルタを適用する前に、フィルタ適用後の画像をプレビューで確認することも可能。利用できるフィルタの総数は200以上と、きわめて多い。フィルタはツリーで管理され、「変形」「効果」「色」「表現方法」などでカテゴリー分類されている。
1枚の画像に対しては、任意の数のフィルタを適用することが可能。ユーザが画像に適用したフィルタの履歴は管理され、履歴一覧から選択することで、任意の段階まで加工を遡る(Undo)こともできる。
特徴のひとつが、元画像に波状の変形を加えたり、球体にしたり、渦状にしたりといった「変形」系のフィルタにユニークなものが多いこと。高価なフォトレタッチソフトにも搭載されていないようなものも多く、「FilterTest」ならではの加工を楽しめる。
さらに、一部のフィルタには、筆圧感知式のタブレットに対応するものもある。筆圧の強さによって、拡大・縮小率や変形の度合いを変えることができる。作者のホームページでは、
- 写真の日差しを強くする
- 肌を綺麗に加工する
- 海、空を青く
- 花びらの色を変える
など、実用的な画像加工例が詳細な設定方法とともに紹介され、操作時の参考にできる。