ジャンプしながら壁から壁へとはりついて移動し、手裏剣を投げて敵忍者軍団と戦う忍者アクションゲーム。邪風忍軍の本拠地に突入し、手裏剣を武器に五つの関門を突破せよ
「はりつき忍者 生焼丸(なまやけまる)」は、主人公の忍者を操って、五つの関門を突破してゆくレトロチックなスクロール式アクションゲーム。ゲームの目的は、親玉が待ち受ける五つの関門を突破し、さらわれた姫を救い出すこと。各関門の突破後には、姫からの寸評もいただける。
主人公は、若き井我忍者「生焼丸」。ある日突然、「じぱんぐ国」にある「つばき城」のお殿様から呼び出しを受ける。城に出向くと、なんと「千歳姫」が邪風忍軍の頭領「稲光邪風丸」にさらわれてしまったという。邪風忍軍の待ち受ける山奥の忍者館へとただちに向かう生焼丸。果たして邪風丸の手から千歳姫を救い出すことができるだろうか……。
ゲームの内容は、行く手に立ち塞がる邪風忍軍の忍者や妖怪を手裏剣で倒しながら、縦または横にステージを突き進むというもの。ステージは、関門1から関門5までの全5面。各関門の最後には親玉が控え、突破すると取得した点数に応じて千歳姫の寸評を受けられる仕組み。ダメージを受けることなく、自分の攻撃を外さないほど、点数は高くなる。最高評価は1,000点以上のときにもらえる。
手裏剣は決して外さないよう、敵の動きをよく見て慎重に投げよう
操作は、キーボードまたはジョイパッドで行う。【←】/【→】キーで左右の移動、【Z】キーで手裏剣攻撃、【X】キーでジャンプとなっている。手裏剣は、1画面内では左右方向にひとつしか投げられず、外すと手裏剣が画面外に出るまで次の攻撃を行えない。さらに、1回投げるごとに5点減点されてしまう。
手裏剣は、敵に当たるとただちに消滅する。そのため敵に近づいて当てるほど、次の攻撃をすぐに行えるようになる。敵に密着しそうな距離で攻撃することで、連射を行うことも可能だ。手裏剣は、敵キャラ以外のすべてのものを貫通し、壁越しでの攻撃も可能。ただし、手裏剣と敵の攻撃も互いに貫通して打ち消されない。
アクションのキモは、はりつきと壁蹴りジャンプ
ゲームの最大の特徴は「はりつき」だ。空中で壁に触れることで、緑色のブロックおよび移動しているブロック以外のすべての壁にはりつくことが可能。はりつき中に壁と反対方向のカーソルキー+【X】キーで「壁蹴りジャンプ」を行える。壁と壁の間ではりつきと壁蹴りジャンプを繰り返せば、通常のジャンプでは届かない高い場所にも移動できる。【X】キーを押し続けたまま左右のカーソルキーを押す「連続壁蹴りジャンプ」では、壁に挟まれたスペースを登ってゆける。ただし、はりつき中は手裏剣を投げることができない。
関門1は竹藪のステージ。練習用のステージで、親玉戦以外は特に難しいところはない。操作のマスター用として使える。関門2は洞窟のステージ。上へ上へと、ひたすら壁を登ってゆく。飛んで攻撃してくるコウモリがちょっと厄介だ。関門3は山岳ステージ。狭い足場から足を踏み外すとアウトになってしまう。敵忍者の移動のタイミングを読んで、慎重に足場へ飛び移ろう。関門4は、いよいよ敵の本拠地。巨大な岩でできた顔に押しつぶされないように、タイミングを計りながら移動しよう。関門5では、邪風丸との決戦となる。