大好きな人にカレーを作るため、材料集めに奔走するヒロインの姿を描いた中編RPG。大好きな先輩のためにカレーを作るはずが、なんと材料がひとつもない!?
「ルティのほのぼの冒険記」は、多種多様な種族が存在する幻想世界「エル・ユーナ」を舞台に繰り広げられる、ハートフルな中編RPG。物語は、エル・ユーナに存在する大陸のひとつ「エルフェナ大陸」で暮らす「ルティナス・フェイレース(ルティ)」のちょっとした冒険からはじまる。
お人好しの父と自由奔放な母を持つルティは、自分のことを「ボク」と呼ぶ14歳の女の子。カレーの腕前だけはなぜかプロ並み。探求者(トラヴェラー)になることを夢見て、日々剣の腕を磨きながら過ごしていた。
ある日、ルティの家に「ミレス・ミレード・パルネック」という名の青年が遊びに来る。ミレスは、ルティの父を師と仰ぐ、優秀で心優しい青年だった。憧れの先輩が遊びに来るとあって、得意のカレーでもてなそうとするルティだったが、なんとカレーの材料がひとつもない。困ったルティは、友人の女魔法使い「イフ」とともに、カレーの材料を探す冒険へと乗り出す。なんとミレスや、世界を旅する探求者の青年「ルフォード・システィ」も材料集めを手伝ってくれるという。
こうして頼りになる仲間たちの協力を得ながら、おてんば少女・ルティのカレー材料集めの旅がはじまる。
敵もほのぼの? 子ミミエルの「きゅんみゅんきゅ〜ん♪」攻撃に気をつけろ
冒険の目的は「カレーの材料集め」で、主人公たちはダンジョンを探索しながら「お肉」や「ジャガイモ」といった材料を集めることになる。バトルは一部のボスモンスター戦を除き、基本的にランダムエンカウント方式となっている。
登場するモンスターは、小さい狼のような動物「子ミミエル」から、画面いっぱいに描かれたドでかいクジラ「陸じら」まで、さまざま。特に序盤に登場する子ミミエルは、ダメージを与えてくるだけでなく、「メロメロ」という状態異常になりやすい。「きゅんみゅんきゅ〜ん♪」と鳴きながらじゃれついてくる愛らしさに惑わされないよう注意しよう。
戦闘時の攻撃方法は、物理的な「攻撃」と、MPを使用する「特殊技」の2種類。特殊技には、各キャラ特有のものに加え、「三つの神秘(トリニティ・ミスタリ)」と呼ばれる「地脈(アーティファクト)」「海鳴(シンフォニア)」「天術(アルカナ)」がある。主人公のルティは「一撃必殺」という技以外にも、「ヒーリング」という回復技の海鳴を使用することが可能。ルフォードは地脈、イフとミレスは天術を使うことができる。特にイフは「雷」「風」の二つの属性を持つレア属性者で、これら二つを組み合わせた特殊な属性「嵐」も扱える。特殊技は通常攻撃よりも威力が強い。MPを考慮しながら、効果的に使いたい。
メインのストーリーだけでなく、サブイベントも豊富に用意されている。これらのシナリオでは特別なアイテムを手に入れることができる。