メイド姿をした女性型魔法生物のマスターとなり、依頼をこなす“依頼達成型RPG”。二部構成になっており、前半と後半で主人公およびチームメンバーが入れ替わる。二人のマスターとガーディアンガールたちがさまざまな難問を解決する
「ガーディアンガール(DX版)」は、人間と魔法生物「マジックヒューマン」が共存する世界を舞台にしたRPG。マジックヒューマンは人の手によって作られ、外見はもちろん、思考能力や感情なども人間とほとんど変わらない。人間との違いは「設定されたマスターに非常に忠実」「老化しない」「人間との間に子どもを作れない」ということ。さらに、マスターの許可が下りない限り、人間を傷つけるような行動も取らない。ひとりのマスターは4人までのマジックヒューマンを所持できる。
マジックヒューマンは通常、人間と同程度の力しか持たないが、モンスターなどを一蹴できるほどに戦闘力の強化された特別なマジックヒューマン「ガーディアン」も存在する。悪用防止のため、ガーディアンのマスターとなるには、人格チェックを中心とした厳しい「マスター資格試験」に合格しなくてはならない。
ゲーム前半の主人公は、ガーディアンマスターの「トーマス」。トーマスは、ガーディアンガールの「ニーナ」「エリス」「ミリア」「レオナ」とともに、ギルドを通じて「クラウス」の街の人々の依頼を受け、トラブルを解決してゆく。ゲーム後半の主人公は、新人ガーディアンマスターで、トーマスに憧れる「トミー」。最初はガーディアンの「サーシャ」と二人だけだが、最終的には「メイ」「ルシア」「マリア」を加えた4人のガーディアンガールとともに行動する。
ゲーム序盤は、武器や防具より回復アイテムを優先して購入しよう
ゲームの内容はシンプルだ。まず、前半はトーマス、後半はトミーがギルドを訪れ、ギルドマスターの「ミリー」から仕事をもらう。仕事の内容を聞いたあと、ギルドの建物から出てすぐ左側にある街の出入り口から外に出ると、そこがもう目的地だ。街から目的地までの移動距離や移動時間はゼロ。ワールドマップ上を目的地まで移動する手間がなく、場所がわからなくなって迷ったりする心配がない。
あとはマップ上を移動しながら、出現するモンスターと戦い、経験値を積んで各キャラクタのレベルを上げつつ、目的地のマップ最深部を目指せばよい。マップの要所要所には、HPなどを全回復してくれる水晶形のオブジェクトと、ポーションなどのアイテムを購入できるチェスの駒形のオブジェクトが用意されている。セーブはマップ上のどこでも自由に行うことができる。
武器や防具などは街の武器屋で購入することもできるが、ガーディアンガールは最初から、必要な武器や防具をすべて装備している。そのため、序盤に購入するのは回復アイテムなどがよい。回復アイテムには、HPを回復する「ポーション」「ハイポーション」「フルポーション」「オールポーション」、特殊攻撃などのスキルを使用する際に必要なSPを回復する「エーテル」「ハイエーテル」「フルエーテル」、戦闘不能から復帰する「紅蓮の羽」、HP/SPの両方を回復する「エリクサー」などがある。
対ボス戦では、補助スキルの効果切れに注意しながら戦おう
戦闘はランダムエンカウント方式。敵と遭遇すると画面がフロントビューに切り替わり、ターン制のバトルが展開される。最大の特徴は、対ボス戦で「ターンごとに敵のHPが一定量自動回復する」こと。ボスを倒すには、回復量を上回るダメージを1ターンの間に与えなければならない。さらにゲーム後半では、ボスがやられそうになると、フルポーションなどを使ってHPを全回復させてくる(全回復する回数は決まっている)。
攻撃方法は、武器による通常攻撃と、特殊攻撃や回復などのスキルを使うものの2種類。なかでも味方の戦闘スキルとして重要なのが「リミットブレイク」。発動後に一定ターンの間、持続するスキルで、使用中は攻撃力がアップする代わりに持続ダメージを受ける。ボスの回復量を上回るダメージを与えるために重要なスキルだが、プレイヤー側もこまめにHPを回復させる必要がある。そのほかにも一定ターン、味方の攻撃力を上げる「シャープ」や味方の魔力を上げる「マジックパワー」、防御力を上げる「マジックバリア」といった補助スキルも重要だ。ボス戦ではスキルの効果が切れたら、すぐに再発動させる配慮も必要。ゲーム後半からは、持続ダメージや効果切れのない「ハイパーモード」を使用できるようになる。