独特の操作感を持つ、高難易度のアクションシューティングゲーム。飛行もジャンプもできない美少女型戦器を操作して、敵と戦いながら上空を目指す。エネルギー残量がライフと残弾とを兼ねたユニークなシステム
「LETHAL・APPLICATION(りーさるあぷりけーしょん)」は、かわいい女の子の外見をした戦略級小型戦器を、射撃の反動を利用しながら空中移動させ、敵と戦ってゆくアクションシューティングゲーム。
ゲームの主人公は、地人が開発した自律機構強襲小型戦器「アップリカ」。外見はかわいらしい女の子だが、非常に高い戦闘力を有し、性格はかなり粗暴で自己中心的。そんなアップリカが目覚めたのは、見知らぬ施設の中。どうやら敵の空側陣営の施設のようだ。状況のわからないまま、アップリカはとりあえず空を目指してみる……。
アップリカがいたのは、敵陣営の真っ直中だった。目に入るものはすべて敵の施設や敵の兵器。遠慮なく破壊しながら、ひたすら上空を目指して移動しよう。下からはジワジワと電磁バリアがせり上がってくる。グズグズしているとバリアに接触し、ダメージを受けてしまう。
アップリカは目覚めたばかりでエネルギーが十分ではなく、本来の性能を発揮することができない。「LETHAL・APPLICATION」では、エネルギーがライフと残弾両方の役割を担っているため、メインウェポンの弾丸を発射しても、敵弾を食らってもエネルギーが減少し、エネルギーが0になると自爆してしまう。「エネルギー回復アイテム」を発見した場合は、できる限り確保するようにしたい。エネルギーの最大値はスコアと連動する。エネルギー最大値が上昇する瞬間にはエネルギーが全回復する特典もあり、スコア稼ぎも重要だ。連続して敵を破壊することで獲得スコアが高くなる「Break-CHAIN」システムなどを上手に使い、アップリカの性能を目覚めさせよう。
エネルギーを消費しないSPウェポンを使って、行く手を阻む壁や敵を粉砕
操作は、キーボードまたはゲームパッドで行う。床に足を着けている間は【←】/【→】キーで左右に移動。空中では【↑】/【↓】/【←】/【→】で向きを変えて、武器の発射方向を変えられる。
アップリカは、飛行はもとよりジャンプすることもできない。そのため、空中を移動するには、動きたい方向と逆の方向に武器を発射し、その反動を利用する。メインウェポン(バルカン)の発射は【Z】。キーを押し続けると自動連射し、連打すると高速連射となる。バルカンの発射は1発につきエネルギーを1消費する。
【X】では、選択中のスペシャルウェポン(SPウェポン)を発射できる。SPウェポンは、エネルギーの消費なしに発射することが可能で、ゲーム中盤以降は攻撃の主力となる。エネルギーの代わりにSPゲージを消費して発射される。最初から使用できるSPウェポンは「バズーカ」のみだが、アイテムを取ることで、他の武装も使えるようになる。複数のSPウェポンを使用できる状態のときは、【C】(進める)または【V】(戻す)でウェポンを切り替えられる。
「バズーカ」は巨大な弾を発射する、頼もしい武器。威力があり、効果範囲も広いため、敵をまとめて粉砕できる。ただし弾速が遅く、動きの速い敵に当てるのは難しい。連射性能にも劣る。
「ソード」は光の剣。自分の周囲を一周して斬ることができる。リーチは短いが、空中を移動しながら上下や後方の敵を攻撃したり、壁を破壊したりすることが可能。壁だらけのステージでは特に威力を発揮する。
「サンダー」は、低速で飛ぶ紫色の巨大な光球を発射する。貫通力が高く、壁なども突き抜けて進むが、威力はあまり高くない。使いどころの難しい兵器だ。
「レーザー」は、光の粒を発射する。連続して発射することで線状にもなる。反動がほとんどなく、その場で敵を連続攻撃するのに便利だ。
対ボス戦では、バーストモードを効果的に使用することが勝利の鍵
メインウェポンおよび各SPウェポンはそれぞれ専用のパワーアップアイテムを3個取るごとに、レベルが1上昇する。パワーアップアイテムは「レッド・ガンナー」と呼ばれる赤い敵を倒すと出現する。レッド・ガンナーを見つけたら確実に倒して、アイテムを手に入れたい。
【Z】+【X】を2秒ほど押し続けると「バーストモード」が発動する。バーストモードは、発動した瞬間にエネルギーを全回復し、「攻撃補助ビットを2機展開」「防御障壁強化」「SPゲージ回復力増加」「メインショットエネルギー消費カット」「反動移動速度増加」「エネルギー自動回収」「チェインタイム減速」といった効果が現れる“超強力”なモード。絶体絶命のピンチの際などに発動すると、絶大な効果がある。その代わり、エネルギーの消耗は非常に激しい。しかもステージクリアをするか、ボスキャラを倒すかするまでは、解除できないというリスクもある。ステージ序盤からの使用は避けた方がよい。
ステージ数は全部で10。合間にはボスキャラとの対戦ステージも挿入される。ボスキャラとして登場するのは、空側陣営に所属する元護衛戦専用戦器「クラリーノ」と、クラリーノの直属の上司「ディスカ」。ディスカは人間のため、直接的な戦闘力は持たないが、指令官機「ロッツディスカ」に搭乗し、自ら廃品で制作した私設部隊を率いて、恐るべき物量作戦を展開する。ゲーム中、クラリーノとディスカが交互に敵として立ち塞がり、その際の会話でゲームに秘められたストーリーの謎が徐々に解き明かされる。