ソフトを開発しようと思った動機、背景
「WPEndia」は、Webページの気に入ったコンテンツを部分的に切り出して、ローカル保存や印刷する機能を持つソフトです。2008年からSIer(System Integrater)向けのシステム開発設計支援ツールを作成する計画を立てていて、その1年後、基本設計支援ツール「EREndia」をリリースできました。このツールのアウトプットとするシステム定義書などのドキュメントは、すべてHTML形式で作成しています。しかし、利用者はツールで作成した文書のプレビューや印刷は、IEなどのブラウザに頼るしかなかったので、使い勝手が悪く、効果もあまり理想的ではありませんでした。そのため、「Webページの印刷や画面キャプチャなどの機能が付いているブラウザを自分で開発すれば、出力したシステム定義書などの文書を利用者の好みに合うような内容で印刷できるので、非常に便利ではないか」と思い、「WPEndia」を開発したのです。
開発中に苦労した点
「WPEndia」は、.Net Framework 2.0を採用して開発したソフトですので、画面キャプチャ機能の実現はC/C++言語より少し難解でした。Windowsの機能にアクセスできるWindows APIを使わないと、理想的なキャプチャ効果は実現できません。これをきっかけに、たくさんのWindows API開発手法を研究し、開発を続けてきました。
ユーザにお勧めする使い方
Webページ印刷に悩みがある方は、ぜひ「WPEndia」を試してみてください。もし、興味があるサイトの構成を分析したい方がいらっしゃったら、「WPEndia 2.0」のSEO対策機能をお勧めします。
今後のバージョンアップ予定
今後の予定としては、
- キャプチャしたイメージをカンバスに保存しての移動や編集、複数キャプチャしたイメージの一括印刷を可能にする
- ご利用の方からのフィードバックにより、SEO機能も強化する(例えば、Google、Yahoo!などのランキング検索、お勧めのキーワード提供などの補助機能を実装する)
などがあります。Endiaシリーズソフトの話
「WPEndia」は、EndiaSoft家族の作品のひとつです。ほかには、
などのソフトも配布しており、将来は「ClassEndia」「FDEndia」などのソフトも登場させる予定です。これらのソフトは全部フリーソフトとして提供します。最後に
もし、EndiaSoft作品に提案や意見などがあれば、ぜひ私にご連絡ください(連絡先はソフト同梱のReadme.txtなどをご参照ください)。もし、EndiaSoft作品がみなさまのお役に立ちましたら、次はぜひ知人や同僚にもお勧めください。
(馬テツ)