Windows 7にも完全に対応した「EmEditor」は、最初のバージョンをリリースしてから今年で13年目になりました。「EmEditor」は、常に弊社のメインの製品として位置付けられており、完成度の高い製品に仕上がっていると思います。昨年は、米国シェアウェア業界で権威のある「Shareware Industry Awards 2008(シェアウェア業界賞)」のBest Application(最優秀アプリケーション賞)を受賞することができ、「EmEditor」の優秀性が認められ、うれしく思っております。これは、日本国内だけでなく、世界中の多くのユーザが、標準的なテキストエディタとして「EmEditor」を選んでいるという事実を示しています。「EmEditor」の大きな特徴は、次の点にあります。
- 高機能でありながら軽量で高速
- Unicodeやさまざまな言語に対応
- マクロやプラグインを使って、軽量性を損なわずに必要な機能だけを拡張することが可能
- 巨大ファイルを開くことが可能なスケーラビリティ
そしてVer.9では、さまざまなご要望にお応えしたため、非常に多くの改良点があります。Windows 7にも完全に対応した「EmEditor Professional Ver.9」の大きな特徴は、少ないキー入力で多くの入力を自動化できるようになったことです。これにより、さらに効率よく使え、生産性が向上するようになりました。それでは、本バージョンの主な改良点である次の点について紹介したいと思います。新しいスニペット プラグイン
スニペット プラグインは大幅に機能強化され、少ないキー入力で、より多くのテキストを書けるようになりました。新しいスニペット プラグインには、次の機能が含まれます。
- スニペット ツリーには、スニペットだけでなくマクロも含めることができるようになりました
- それぞれの項目のトリガー文字列とホットキーを定義できるようになりました
- ヒント文字列を指定できるようになり、トリガー文字列が一致するとヒントが表示されるようになりました
- 【Tab】キーまたは【Shift】+【Tab】キーでプレースホルダ間の移動ができるようになりました
- 新しいシェルコードフォーマットにより、スニペットをフィルタとして使用できるようになりました。シェルコードにより、テキストを外部ツールの標準入力に渡して、標準出力を受け取ってスニペットとして挿入できるようになりました
括弧/引用符の自動補完
「EmEditor」本体の機能として、括弧/引用符の自動補完ができるようになりました。例えば「{」と入力すると、「}」が自動的に補完されます。「}」が自動的に補完された直後のカーソル位置は、「{|}」というように「{}」の間になります。この状態で、さらに「}」をタイプしても、「}」が二重になることはありません。また、テキストが選択されているときに「"」をタイプすると、そのテキストが「" "」で囲まれます。CSVモード、TSVモード、DSVモード
CSV(カンマ区切り)、TSV(タブ区切り)、DSV(ユーザ定義区切り)のファイルを開くと、区切り文字が縦に並んで表示されるようになりました。指定するカラムだけを箱型選択したり、指定するカラムのテキストまたは数値で並べ替えを行ったりできるようになりました。部分編集機能と併用して、指定する行だけをソートすることもできます。
Windows 7に完全対応
Windows 7の新機能にもいち早く対応。Windows 7のタスクバーで右クリックしたときに表示されるジャンプリストから、よく使うタスクを直接呼び出せるようになりました。また、このジャンプリストもカスタマイズできます。「EmEditor」はWindows 7に完全対応しており、Windows 7互換テストにも合格し、「Compatible with Windows 7」ロゴを取得しています。
そのほかにも本バージョンでは、多くの機能を追加・改善しています。くわしくは、ぜひ「EmEditor」のホームページにある「EmEditor Professional 9 の特長」(http://jp.emeditor.com/modules/feature1/)をご覧ください。
「EmEditor Professional v4〜8」の正規ライセンスを購入してお持ちのお客さまは、エムソフトカスタマーセンター(https://www.emurasoft.com/support/upgrade_j.php)にてアップグレード登録していただくことにより、EmEditor Professional v9正式版に無料でアップグレードを提供させていただきます。
「EmEditor」は、12年以上にわたり多くのお客さまの作業効率を向上させることに成功し、喜ばれてきました。ぜひ、読者のみなさまもこの最新版をダウンロードしてお試しいただき、ご意見やご質問がございましたらお知らせください。今後も「EmEditor」をよろしくお願い申し上げます。
(株式会社エムソフト)