テキストファイルの更新を監視し、更新内容を記録してくれるソフト。監視条件を設定できるほか、音声やメールで更新を通知させることも可能。「Tails」は、あらかじめ指定されたテキストファイルの更新内容を記録するソフト。複数のファイルを監視対象にし、同時に監視することが可能。監視の設定はファイルごとに行い、ひとつのファイルに対してさまざまな設定を行える。設定できるのは「ファイル設定」「条件設定」「保存設定」「音通知設定」「メール通知設定」「コマンド設定」「その他設定」の各項目。監視の実行や一時停止の切り替えも、ファイルごとに指定できるようになっている。
「ファイル設定」で指定するのは、監視対象となるファイルのパス。存在しないファイルを登録しておくと「監視の予約」となり、同名のファイルが作成されたとき、自動的に監視を開始する。
「条件設定」は、設定することで、特定の文字列を含む行を監視対象から除外(監視結果に出力しない)したり、逆に特定の文字列を含む行だけを監視結果に出力したりできるようになる。
「保存設定」では、フォルダとファイル名を登録し、「出力開始」をONにしておくと、監視結果がそのままテキストファイルに自動保存される。
「音通知設定」は、監視対象の更新が検知されたとき、音による通知を行うようにするもの。逆に、一定時間更新が感知されないときに通知するようにもできる(この場合、更新時には通知されなくなる)。
「メール通知設定」では、監視対象の更新が検知されたとき、指定のアドレスへメールを送信するようにできる。SMTPサーバやユーザ認証のほか、メールの件名の一部となるSubject ID、送信に失敗した場合のリトライ回数やリトライ間隔を指定することも可能。更新の内容をメール本文として挿入したり、一度送信したあとは自動的に通知設定を解除したりといったこともできる。
「コマンド設定」は、監視対象の更新が検知されたとき、指定しておいたコマンドファイルを実行してくれるもの。
「その他設定」では、監視の一時停止中に更新された部分を無視するかどうかを選べるほか、監視対象のファイルサイズが減少したときの処理などを指定できる。現在リストに出力されている更新結果をクリアする機能もある。
「ファイル設定」をはじめとした7項目は、各監視対象ファイルに対する設定だが、アプリケーション全体の共通設定もある。設定できるのは、
- 監視対象のファイルを開くとき、ファイル全体を読み込む(更新リストにファイル全体をまず表示する)
- 文字コードの自動判定でShift JISを優先する
といった項目。