付箋紙ソフトのインタフェースを持つToDo管理ソフト。重要な情報を付箋として常時表示すると同時に、蓄積されたデータにも簡単にアクセスできる。「DbIt!」は、数多くのToDoリストから「現在、優先して処理すべきもの」を自動的に表示してくれるソフト。ToDoには優先度が設定され、優先度の高いデータを付箋にして、デスクトップに表示する。優先度は時間の経過で変化し、ToDoリストの中から「その時点で最も優先度の高いもの」が抽出・表示される。
ToDoデータは、付箋のスタイルで登録する。付箋は「タイトル」と「本文」からなり、入力データの1行目がタイトルに、2行目以降が本文となる。付箋は折りたたんで、タイトル部だけを表示させることも可能。終了したToDoには「済み」のチェックを入れて、識別できる。
付箋には「付箋タイプ」「指定日時(開始日時)」「終了日時」「付箋グループ」を指定することが可能。時間の経過による優先度の変化は、付箋タイプごとに異なる。初期状態で用意されている付箋タイプは、
- 時間とともに優先度がゆっくり下がる「覚え書き」
- 覚え書きより優先度は高く、時間とともにゆっくり上がる「ToDo」
- 指定した期日に近づくにつれ、優先度は上がる「〆切」
- 開始日と終了日の間は優先度が高く、期間を過ぎると下がる「予定」
優先度の初期値や最終値、上がり方/下がり方は、ユーザがパラメータで調整できるようになっている。ToDoデータのうち、優先度の高いものから付箋として自動表示されるが、表示される枚数(初期状態では20枚)や優先度も指定することが可能。付箋タイプや付箋グループを追加することもできる。付箋として自動表示されないものも含め、登録したすべてのToDoは一覧リストで確認することが可能。ToDo一覧では、付箋タイプや付箋グループによる抽出を行えるほか、タイトルや本文を対象にテキスト検索を行うこともできる。
付箋は、全体またはグループごとに重ねて配置したり、並べて配置したりといったことが可能。付箋ごとに印刷することもできる。付箋にファイルを添付したり、RSSフィードを登録して、付箋をRSSリーダとして使ったりすることも可能だ。