ドラマチックな物語が展開する中編RPG。ド派手なフルアニメーションサイドビューバトルを楽しめる。恐るべき強さを持つ魔剣士とひとりの少女とのが出会いが運命を変える
「月夜に響くノクターン Rebirth」は、“闇に生き、人を狩る者”を主人公にした“ダーク・ファンタジーRPG”。主人公の名は「レヴィエル」。高レベルの剣術と魔術を操る魔剣士で、人のカタチをしているが、吸血鬼(ヴァンパイア)に限りなく近い修羅の化身だ。物語は、レヴィエルがひとりの少女を助けるところからはじまる。
ある夜、長い眠りから目覚め、いつもの通り人を襲ってその血を啜ろうとしていたレヴィエルは、森で三人の野党に追われていた「ルナ・ウィンストン」という名の少女に出会う。成りゆきで野党を追い払ったレヴィエルは、ルナの住む「アルギズの村」へと招待される。「獲物は多い方がよい……」。そう考えたレヴィエルは村を訪れ、ルナの家に泊まることになる。
翌日、目を覚ましたレヴィエルは、アルギズ村の道具屋、武器屋、宿屋兼酒場、鍛冶屋などをルナに案内してもらっていた。その中でレヴィエルは、アルギズの村が伝染病とヴァンパイアの脅威に晒されていることを知らされる。ルナによると、現在伝染病の患者は丘の上に住む「ミディア」のみで、快方に向かっているとのこと。ヴァンパイア専門の狩人も今晩、村へやって来るという。「だから安心してほしい」とルナが話していた矢先、二人のもとに「ミディアの症状が悪化した」との報告が入る。
医学知識の豊富なルナがミディアのもとへ行ってしまい、ひとりになったレヴィエルに、ルナの母親が「ルナに医学書を届けてほしい」と頼む。医学書を持ってミディアの家へと向かったレヴィエルに、「シルフィール」と名乗る者が一通の手紙を届ける。それは、森の奥深くにひっそりと住む隠者で、レヴィエルの同族「カオス」からの招待状だった。
ルナに医学書を届けたレヴィエルは、ミディアを苦しめている原因がヴァンパイアの呪いであると見抜く。「仙草アムニル」を煎じた薬を飲ませれば呪いは解けると判断したレヴィエルは、カオスに会うついでにアムニルを取ってこようとする。すると、ルナも一緒にゆくと言い出して……。
戦闘では、ミニキャラクタによる躍動感溢れるアクションも楽しめる
戦闘は(基本的に)シンボルエンカウント形式。マップ上で敵シンボルに接触すると画面が切り替わり、サイトビューの戦闘がはじまる。戦闘シーンでは、ミニキャラクタが画面上を所狭しと動き回りながら、躍動感溢れるアクションを披露してくれる。
戦闘中はコマンド入力時以外、すべてリアルタイムで時間が経過する。攻撃方法は、敵単体に物理攻撃を行う「攻撃」と、魔術や剣技を使用する「特技」の2種類。魔術は、MP(マジックポイント)を使用して攻撃するスキルのこと。呪文詠唱が必要な代わりに、複数の敵に同時に高いダメージを与えることができる。MPは、「メディエーション」というスキルを所持していれば、時間経過とともに自動回復する。「回復クリスタルに触れる」ことでも回復する。
剣技は、基本的にMPが消費されず、何度でも使用できるスキル。ただし、剣技ごとにチャージタイム(錬気)が定められ、たまっていないと使うことができない。チャージタイムはスキル使用画面で確認でき、時間経過で自動的にたまる。
成長システムはレベルアップ制ではなく、スキル制。「剣技」「魔術」「邪眼」「受動」のスキル群から好きな習得スキルを選択して、主人公を自由に成長させることができる。ボスを除くすべての敵は「使い魔」として使役でき、味方として戦闘に参加させることが可能だ。
そのほかにもアイテム辞典や錬金調合など、プレイヤーを楽しませるやり込み要素が多数用意されている。