「メモ帳」感覚で手軽に使えるタブ型テキストエディタ。ほとんどの操作をショートカットキーで行うことが可能で、両手をキーボード上に置いたまま文書を作成・編集できる。「両手たぶメモ」は、ユニークな機能を多数搭載したタブ切り替え型のテキストエディタ。項目リスト(見出し)表示、ファイルを横断しての検索、プラグインによる機能拡張、回数無制限のUndoといった機能を搭載。USBメモリなどで持ち運んで使用することもできる。Ver.2.xになり、異常終了時にファイルを復旧するレジューム機能や、選択文字列を別ペインに表示する「サブノート・ペイン」が追加された。
「両手たぶメモ」で同時に編集できるファイル(タブ)数は最大32。編集画面へのドラッグ&ドロップでファイルを開けるほか、WebブラウザからURLをドラッグ&ドロップすることで、当該ページのソースを表示させることもできる。指定フォルダ内のファイルをまとめて開くことも可能だ。
機能面での大きな特徴のひとつが「項目リスト」と「サブノート・ペイン」。「項目リスト」は「■」「○」など、指定の文字列が行頭に含まれる行をリスト表示する機能。見出しとなる行の先頭にこれらの文字列を置くことで、項目リストに一覧表示される仕組み。見出し行は「2行の空行の次行」「指定文字列を含む行の次行」などで指定することも可能。項目リストに表示された見出しのダブルクリックで、編集画面の該当行にジャンプできるようになっている。
「サブノート・ペイン」は、選択した文字列を別ペインに表示しておけるもの。文書中の特定部分を常に確認しながら作業したいときなどに便利だ。文書中のパスにある動画を「サブノート・ペイン」で再生することもできる。動画再生中には「メモ・フィールド」が表示され、「動画を見ながらメモをとる」ことも可能だ。
検索は、編集中の文書を対象に行えるのはもちろん、「(タブで)開いているすべての文書」「開いているファイルの近くの同類ファイル」を対象に行うことも可能。「開いているファイルの近くの同類ファイル」では、開いているファイルと同じフォルダに含まれる同一拡張子のファイルが対象となる。
そのほかにも、
- 行番号表示
- ファイルの新規作成時に自動で名前を生成
- クリップボードの内容の常時表示
- ひとつ前のクリップボード内容をコピー/貼り付け
- 文書中のURL、ローカルファイルを開く
- ローカル画像のサムネイル表示
- プラグインによる機能拡張
といった機能を備える。プラグインは「16進数⇔10進数変換」「数式の計算」「改行整形(変換)」「フルパスコピー」などの機能を実現するものが同梱されている。