豊富なテンプレートや素材を組み合わせ、簡単にきれいな年賀状・はがきを作れるソフト。はがきのほかにも名刺やラベル、ポスター、カードなどを作成できる。「筆ぐるめ 2010 ダウンロード版」は、“定番”はがき作成ソフト「筆ぐるめ」シリーズの新バージョン。デザインサンプルや素材が多数収録され、手順に従って操作してゆくだけでクォリティの高いはがきを作成できる。新バージョン「2010」では、デジカメ写真を用意するだけで、美しいデザインを作成できる「簡単レイアウト」、住所の予測変換、イラストのカラー変更などの機能が追加された。「筆ぐるめ 2010 ダウンロード版」は、パッケージ版「筆ぐるめ Ver.17」の機能をそのままに、レイアウトやイラストなどのデータを厳選したもので、価格も抑えられている。
はがきや年賀状の作成は「おもて(宛て名)」と「うら(レイアウト)」の2ステップで行う。住所録を独立して扱うのではなく、「住所はおもて面の一要素」とすることで、実際にはがきを書く感覚そのままで作成できるよう工夫されている。「印刷」も同様で、「おもて(宛て名)」「うら(レイアウト)」の作成の一部として扱われる。操作を自動でナビゲートしてくれる「ナビ」機能を搭載し、はじめてでも迷うことなく作業を進められる。
「おもて(宛て名)」では、宛て名や差出人の入力・編集、用紙の指定、フォントの指定、印刷などを行う。新たに追加された住所の予測変換機能は、先頭の文字を入力するだけで、該当する地名が表示されるもの。都道府県名を確定すると、次は市町村区名というように、続く地名が次々と表示される。氏名の入力では、入力途中でも姓名辞書から候補を表示してくれる。
「うら(レイアウト)」では、デザインの作成や文章の差し込み、印刷を行う。プロのイラストレーターによるサンプルレイアウトやイラスト素材が「年賀状」「干支年賀状」「喪中欠礼」「寒中見舞い」「暑中見舞い・残暑見舞い」などのテーマ別に分類・用意されている。
デジカメ写真を使用したはがきや年賀状の作成には、テンプレートの一部に写真が自動的に取り込まれてデザインが作られる「簡単レイアウト」機能を利用できる。1枚のはがきに最大3枚までの画像を配置することが可能だ。
そのほかにも、
- 画像補正やトリミング、エフェクトなどの編集機能
- 画像に文字や線などを描き加えられる機能
- イラストのカラーチェンジ機能
などを搭載する。イラストのカラーチェンジでは、イラスト中の色を指定して他の色に変更したり、透明化したりすることが可能。2001年から2020年までの20年間に送受信したはがきや年賀状、封筒などをスキャンして管理する機能(新機能)や、あらかじめ相手に通知した上で指定日に公開する「仮想郵便局」機能なども搭載する。