リアルなオンライン専用3Dシューティングゲーム。建物の陰や内部に隠れたり、階段を駆け上ったり駆け下りたり、屋上から飛び降りたりと、フィールド内の建造物を縦横無尽、立体的に使って戦える。建物の高さを利用した立体的な戦術で、よりリアルな戦いを楽しめる
「ペインボール・ファースト」は、ペイントボールを撃ち合って他のプレイヤーと勝敗を競う、対人対戦用のオンライン3Dシューティングゲーム。高い建物の屋上から敵を狙撃したり、激しく階段を上り下りしながら撃ち合ったりと、建造物の高低差を利用した、3Dゲームならではのリアルなバトルが展開される。作者・旅路卓さんによるFPS「ペインボール・プラクティス」の続編。
使用できるキャラクタや武器の種類は豊富。動きの速いキャラに軽量の武器を持たせ、すばやく動き回りながら敵を攻撃したり、パワーのあるキャラに大型で威力のある武器を持たせて、一発一発のダメージ力で勝負したり、ライフルを使って遠距離から狙撃したりと、プレイヤーの好みに合ったスタイルで楽しめる。
操作はキーボードとマウスを併用する。キャラクタの視点移動はマウスで行う。マウスを動かすことで、上下左右自在に自キャラの視界を変化させることができる。視点の位置は、自キャラの前方に視点がある「チョー接近視点」と、後方にある「遠距離視点」との2種類から選択することが可能だ。
キャラクタの移動はキーボードで行う。キーボードによる操作は、前後左右の移動に【W】/【S】/【A】/【D】キーを使用する「Aタイプ」と、【↑】/【↓】/【←】/【→】キーを使用する「Bタイプ」の2種類から選択することが可能。【↑】/【↓】では、頭をかがめた姿勢で前進後退を行い、【←】/【→】では、しゃがんだままで左右に横歩きを行う。しゃがんで身を縮めた姿勢での移動のため、動きはあまり速くなく、見かけも悪いが、被弾面積が狭く、遮蔽物に身を隠しながら移動できるので、使いどころは多い。スペースキーはジャンプ。ただし、敵の弾を跳んで避けたりするわけではなく、階段や坂道など、段差のある場所での移動の際に【↑】キーとの同時押下で使用するのが基本だ。
熟練度や戦法によってダブルアクションとシングルアクションを使い分けよう
射撃にはマウスを使用する。マウスで視点移動しながら、画面中央に赤く表示される照準で敵を捉えて狙い撃つ。射撃方法(モード)は「ダブルアクション」「シングルアクション」の2種類。「ダブルアクション」は、敵を照準に収めたあと、マウスの右ボタンを押し続けることで射撃構えの姿勢を取り、その状態で左クリックして射撃するモード。遠距離から正確に敵を狙い撃つのに適しているが、互いに目まぐるしく動き回る接近戦では使いづらい。さらに、立ち上がって構えを取るので、被弾面積が広くなる上、次の動作に移るのもやや時間がかかる。しかし、ライフルで遠距離から狙撃する場合や、グレネードやガトリングガンなど、連射性能は劣るが一発一発のダメージ力が大きな武器で勝負する場合などには有効だ。
「シングルアクション」は、マウスで照準を合わせ、マウスボタンをクリック(左右どちらでも可)するだけで、弾を発射できるモード。連射を続けると直立してしまうが、数発撃つだけであれば、あまり姿勢を高くすることなく、射撃することができる。すばやく移動しながら勝負する戦法に適している。
オンライン対戦ゲームならではのチャット機能も用意されている。【Tab】キーを押すことで、「メッセージ入力」モードのON/OFFを切り替えられる。チャット入力中は、相手キャラがキーボード入力しているアニメーションが表示される(ルールおよびマナーとして、その間は攻撃しないよう注意しよう)。
「ペインボール・ファースト」はオンライン専用のため、プレイするにはインターネット接続環境が必要。ゲームサーバとプレイヤー名を設定し、サーバにログインすることでゲームを開始できる。
システムによる縛りがなく、自由にルールを設定して思い通りに楽しめる
ゲームで使用できるキャラクタは「ハルボス」「チョナンヤ」「マベリン」「オヤジン」など、計10名(キャラによって体格や移動速度、パワーなどのスペックが異なるようだ)。使用できる武器は「マシンガン」「ガトリング」「ショットガン」「ライフル」「ピストル」「グレネード」の6種類。武器によって、相手に与えるダメージや重量、連射能力などが大きく異なる。大型の武器を携行すると移動速度がかなり落ちるので、注意が必要だ。
マウスボタンの長押しにより、連射することも可能。ただし使用する武器によって、連射可能な回数は大幅に異なる。連射を続けると画面左上にある「ヒートメーター」のゲージがたまり、フルゲージになると、冷めるまで次弾を発射できなくなる。ガトリングなどはあっという間にゲージが満タンになり、銃身が冷えるのも遅いので、無闇に連射しない方がよい。ピストルは、連射ができない代わりにヒートメーターがたまらず、常時打ち続けることができる。マシンガンは連射し続けると、最後は単発に近い速度になってしまうが、やはり常時打ち続けることが可能だ。
ゲーム開始直前にチーム選択画面(ブルーチーム、ホワイトチーム、レッドチーム)が表示され、その中からひとつを選ぶとフィールドに入ることができる。所属するチームによって、キャラクタの上に表示されるプレイヤー名や体力の残り、ポイント、殺された回数などの情報の表示色が異なり、敵味方を識別できるようになっている(情報の表示色以外は、特にチーム専用の機能や縛りはないようだ)。味方を撃ってダメージを与えることもできるし、それによるペナルティもない。チーム戦を行うも、フィールド上のすべてのキャラクタを敵とみなしてバトルロイヤルを行うも、プレイヤーの思うがままだ。
フィールド上には教会やサイロ、塔など、さまざまな建造物が建てられ、その陰に潜んだり、内部に隠れたりして敵を待ち受けることができる。例えば、教会の中の階段を上ることで屋上まで出て、高い位置から敵を探したり、狙撃したりすることも可能。建物と建物の間に渡された足場を利用し、地面まで降りることなく建物の屋根の上を渡り歩いて行動することもできる。