ソフトを開発しようと思った動機、背景
大画面モニタ(プロジェクタや大型LCD)で資料を映しながら、会議や打ち合わせをすることが多々あります。その際、議事録をとるわけですが、記録者は議事録の内容がわかるよう、書き込んでいる内容も大画面モニタに映しています。ただし、資料そのものが見えなくなってはいけないので、右下の方に小さく表示したりしています。そこで気づいたのが、多くの人がメモ帳を使用しているということ。我々ソフトウェア開発者のほとんどが、高機能なエディタを持っているにもかかわらず、です。普段使っているエディタは、プログラミング用にカスタマイズされているため、「画面を小さくしてまで議事録用に使いたくない」「メモ帳で十分」というのが理由でした。ただ、メモ帳だと画面を切り替えると、メモ帳が隠れてしまいます。「画面が隠れずにメモ帳も表示できたらいいのに」──そんな理由で作成しようと思いました。
開発中に苦労した点
VC++で開発したのですが、VC++は何もしなくてもメモ帳程度の雛形は自動で作成してくれます。ですので、「前面表示機能だけ付加すればよいから簡単」と思って、はじめました。また、機能をメモ帳と同等ぐらいにはしようと進めていたのですが、意外とメモ帳はよくできていて、同等の機能を実現するのには苦労しました。まだメモ帳よりも劣っている部分もあると思います。
ユーザにお勧めする使い方
私が想定している使い方は先にも述べた通り、大画面モニタの隅っこで使われることです。それゆえに、フォントサイズも少し大きくしてあります。ですが、普通にメモ帳の代わりとして使っていただいてもかまいません。大画面モニタに資料ではなく、この「議事メモ」が表示された状態で打ち合わせ等が行われるかもしれません。特に「これ」といった使い方はありませんので、ご自由にお使いくださればと思います。逆に「こういう使い方をしている」というご意見を聞かせていただければとも思います。
今後のバージョンアップ予定
議事録は出席者にあとで配布されるので、メーラとの連携を考えて現在、開発中です。また、要望等があれば検討してゆきたいと思います。
((株)アイデステクノロジ)