豊富な変換モードが用意された高機能リネームソフト。正規表現を使った置換なども行える。「お〜瑠璃ね〜む(AllRename)」は、複数のファイル/フォルダの名前をまとめて変更できるリネームソフト。ファイル/フォルダのリネームに加え、ファイル属性の変更やタイムスタンプの変更も可能。リネームは文字列の置換や削除、文字種の変換、連番の追加などの多彩なモードで行えるほか、複数のモードを組み合わせて自動処理できる「マクロ」を利用することも可能。9回前までの変更のUndoにも対応する。
利用できる動作モードは12種類のリネームに加え、属性の変更、タイムスタンプの変更、マクロの計15種類。
- 指定した桁位置の文字を任意の文字に置き換える「位置編集」
- ファイルの拡張子を他の拡張子に変更する「拡張子」
- 連続する数字や文字を自動生成する「連番(123...)」
- 大文字/小文字の相互変換を行える「大(A)→小(a)」
- 全角文字/半角文字の相互変換を行える「全角/半角」
- ファイル名8文字+拡張子3文字の形式に変換する「8.3形式」
- 指定した桁位置に文字を挿入する「文字追加」
- 指定した桁位置から指定数分の文字を削除する「文字削除」
- ファイル名を、作成日または更新日のどちらかの日付に変換する「日時」
- 指定した文字列にマッチする部分を他の文字列に置き換える「置換」
- CSV形式のファイルに記述された内容にもとづいてリネームする「CSV等」
- ランダムな文字列に変換する「ランダム」
- ファイルの日付情報を変更する「タイムスタンプ」
- 読み取り専用、隠しファイル、アーカイブ、システムの各属性を変更する「属性」
- 実行したリネーム処理を記録し、再生できる「マクロ」
「連番」では、連番前後の文字や増分を指定できるほか、既存のファイル名の前や後ろなど、挿入位置を指定することも可能。「文字削除」では、カッコで括られた文字や数字、さらにショートカットファイルやコピーされたファイルに付けられる「〜へのショートカット」「コピー〜」などの文字を削除することもできる。用意されたモードで処理できないような変更を行いたい場合は「テキストエディタ連携」機能を使い、変更後のファイル名を直接編集することが可能。エディタは内蔵のエディタ機能を使うか、「メモ帳」をはじめとした外部のテキストエディタを使用するかを選べる。
リネーム対象の指定は、エクスプローラなどからのドラッグ&ドロップで行えるほか、メイン画面のツリービューから選択したり、フォルダ単位で一括登録したりすることでも行える。また、リストに表示されるフォルダの階層数(デフォルトでは1階層)を指定すると、ドラッグ&ドロップでフォルダを登録したとき、下位フォルダの内容までまとめて変更対象に含めることができる。さらにフィルタ機能により、特定の拡張子を持つファイルや任意のサイズのファイルを除外することも可能だ。
そのほかにも、
- 変換結果のプレビュー機能
- 9回前までの変更内容に戻せるUndo機能
- 変換対象リストをCSV形式で書き出し/読み込みできる機能
などが用意されている。