わかりやすいインタフェースで、はじめてでも簡単にFlashを作成できるソフト。高度なFlashの制作を可能にするAction Script 2.0/3.0の編集にも対応する。「frimo 3」は、Flashアニメーションの作成はもちろん、Webページ上のFlashの収集や、既存のFlashの解析なども可能な高機能Flash作成ソフト「Free Motion」シリーズの新バージョン。ウィザードに従って操作するだけで簡単にFlashを作成できるほか、SWF形式のファイルを再編集することも可能。新バージョンでは、従来からのAction Script 2.0に加え、Action Script 3.0の編集にも対応。さらに、編集後のFlashをAVI/アニメーションGIF形式のファイルに出力したり、ムービーにエフェクトを適用したりすることもできるようになった。
メイン画面は、タイムラインとプレビューエリアを中心にしたオーソドックスなデザイン。オブジェクトを配置し、タイムライン上で動きを指定して、Flashを作成できる。さらに、ウィザードを利用して、Flashを作成することも可能。ウィザードを利用する場合は、まずテンプレートを選択し、続いて写真やイラスト、文字やリンク先などを指定してゆく。用意されたテンプレートは「アルバム」「バナー」「ナビゲーション ボタン」「スライドショウ」。テンプレートのほかにも、ボタンなどのシンボルや(ファイルの読み込み中を表す)プリロード用のムービークリップなども利用できる。
オブジェクトにエフェクトを適用したり、ムービー用のフィルタを適用したりといったことも可能。再生や停止など、基本的なAction Scriptを対話形式で記述できる「アクションスクリプトウィザード」機能も搭載する。
既存の動画ファイルをFlashに変換することも可能。MPEG/WMV/ASF/AVI/MOV/QT/RM形式の動画ファイルに対応する(対応したコーデックが必要)。
作成したファイルはSWFのほか、AVI/アニメーションGIF形式のファイルに出力できる。さらに、既存のHTMLファイルに挿入(HTMLコードの生成)したり、新規HTMLファイルを作成して挿入したりといったことも可能。出力時には、FlashやAction Scriptのバージョン、JPEG画質やサウンドファイルの音質などを指定できる。
WebページからFlashを収集することも可能。インストール時に、IEに「SWF Catcher」が組み込まれ、表示中のページからFlashファイルが検索され、ダウンロードできるようになる。
既存のSWF形式ファイルを読み込み、フレーム情報やレイヤ情報などを解析することもできる。解析したファイルを再編集することもでき、「高度なFlashファイルを解析して、制作の際の参考にする」といった使い方も可能だ。