“表示の演出よりも内容にこだわった”Windows Media Player用の視覚エフェクト。軽快に動作する。「FRUITY」は、Windows Media Playerの音楽再生(プレイビュー)画面に視覚エフェクトを追加するプラグイン。ピークメーター、VUメーター、スペクトラムアナライザーなど、計9種類のエフェクトが含まれる。各エフェクトの設定を細かくカスタマイズすることも可能。フェイスや前景色/背景色、カラーパターン、動作モードなどを自分好みに変更して楽しめる。Windows Media Player 7以降で動作する。
Windows Media Playerには、WAV/MP3ファイルやCDといった(動画の含まれない)音声(音楽)の再生時に、音楽に合わせてグラフィックがさまざまに変化する「視覚エフェクト」と呼ばれる機能がある。「FRUITY」が提供する視覚エフェクトは、オーディオ機器などで使われるレベルメーターで、抽象的なイメージが中心のWindows Media Player標準のエフェクトとは一線を画す。実際に再生中の音声レベルが表示されるようになっており、簡易的な音声解析用途にも利用できる。
用意されたレベルメーターは、
- ピークメーター
- 針式ピークメーター
- 針式VUメーター
- デジタルVUメーター
- スペクトラム・バー
- スペクトログラム
- ウェーブスコープ
- スペクトラムスコープ
- X-Yスコープ
の9種類。Windows Media Playerのプラグインとして組み込まれ、コンテキスト(右クリック)メニューから選択して、すぐに使うことができる。通常は、表示されるレベルメーターは1種類だが、「ユーザープリセット」を設定することで、同時に複数のレベルメーターを表示させることも可能だ。レベルメーターに表示されるセグメントの色や表示目盛りの値、背景色などは、細かくカスタマイズすることが可能。(カスタマイズできる項目はレベルメーターの種類によって異なるが)ピークホールドの有無やVUメーターの感度など、レベルメーターの表示動作まで変更できるなど、設定範囲は幅広い。一部の設定内容は、設定画面を表示させずにコンテキストメニューから直接、指定することも可能だ。
派手な動きに比してCPU負荷は非常に軽く、CPU性能に不安のあるパソコンでも安心して使用できる。