シンプルなデザインで、直感的に使うことのできるID/パスワード管理ソフト。重要な個人情報を安全に管理できる。「ID_Cloak」は、高度な暗号化技術で個人情報を保護し、Webブラウザなどへの入力を支援してくれるID/パスワード管理ソフト。登録した情報は暗号化の上で管理され、ユーザは「ID_Cloak」を起動するための「解除キー(ユーザ専用パスワード)」を覚えておくだけで、複数のIDやパスワードを安全に利用できるようになる。パーソナルな情報だけでなく、ネットワーク上で複数のユーザが共有する情報も管理することが可能だ。
大きな特徴のひとつが高い安全性。128bit暗号化技術が採用されていることに加え、パソコンの固有情報やタイムコードをキー生成に取り入れることで、キーの解析をより困難なものにしている。「ID_Cloak」を起動するには「解除キー」を入力してログインする必要があり、ログイン後に一定時間操作がない場合は自動的にログアウトされるなど、情報が第三者に漏洩しないよう、十分な配慮がなされている。
「ID_Cloak」では、情報を「クローク」と呼ばれるデータファイル単位で管理する。クロークには、個人情報を保管するための「個人クローク」と、ネットワーク上で複数のユーザが情報を共有できる「共有クローク」がある。「共有クローク」では、登録情報の編集権限を持つ管理者と、キーを参照するだけの使用者を区別することが可能。各クロークは、フォルダを作って階層管理することができる。
IDやパスワードなどの情報(「ID_Cloak」では「キー」と呼ぶ)は、クロークの中に保存される。ひとつのキーにはIDやパスワード、会員番号など、五つの項目を登録することが可能。あらかじめ「ID」「パスワード」「シリアルナンバー」「会員番号」「カード番号」「口座番号」といった項目名が用意され、プルダウンメニューから選択できるようになっている。ユーザが任意の項目名を入力して使用することも可能だ。
キーに登録された情報を利用するには、編集モードから参照モードに切り替える。参照モードでは、登録したIDやパスワードといった項目をWebブラウザなどのアプリケーションに貼り付けたり、クリップボードにコピーしたりすることが可能。アプリケーションへの貼り付けは【Ctrl】キー+【数字(項目番号)】キーに割り当てられているが、変更することもできる。
そのほかにも、データのインポート/エクスポートやパスワードの自動生成などの機能を備えている。