あらかじめ登録した設定を、アプリケーション別の自動切り替えで利用することも可能なキーカスタマイズソフト。「NoIme2(ノーIME2)」は、キーボードの機能を好みに応じてカスタマイズできる常駐型のキー定義プログラム。【Windows】キーや【Alt】キーなどの機能キーを無効化したり、キー割り当てを変更したりすることが可能。特定のキーに文字列入力を割り当てたり、機能や出力される文字を他のキーと入れ替えたりといったことができる。
設定画面は、キー名と変換設定が並ぶ表形式のデザイン。登録できるキー設定は1セットで最大100項目まで。キー設定を登録するには、まず「設定モード」を選択し、実際にカスタマイズするキーの名称と、割り当てる文字列またはキーを入力すればよい。選択できる設定モードは「文字列(日本語入力時無効)」「文字列(日本語入力時有効)」「1キー(日本語入力時無効)」「交換キー(日本語入力時有効)」の4種類。
「文字列(日本語入力時無効)」「文字列(日本語入力時有効)」はいずれも、定義されたキーで指定文字列が入力されるモード。IMEが日本語入力モードになっている場合に動作しない/動作する点が異なる。「1キー(日本語入力時無効)」は、現在のキー割り当てを他のキーに変更するモード。「交換キー(日本語入力時有効)」は、キーの入れ替えを行うためのモードだ。
キー名の入力は、「キー名」列のセル上で該当するキーを押すだけでよい。ソフト自体の操作に必要となる【Tab】キーやカーソルキーなどは、メイン画面左側に用意されたボタンで入力することが可能だ。キー名を入力したら、隣の列で割り当てる文字列またはキーを入力する。割り当てられる文字列は、ひとつのキーに最大で半角100文字まで。キー名のみが入力された設定は、操作が無効になる。
作成したキー設定は、最大10セットまでを登録することが可能。アプリケーションごとに切り替えて使用できる。切り替えはタスクトレイメニューから行うことが可能。タスクトレイアイコンにマウスポインタを合わせると、現在使用しているキー設定のセット名が表示される。設定により切り替えが自動的に行われるようにすることも可能で、該当アプリケーションのウィンドウがアクティブになったときに、自動的にキー設定が切り替わるようになる。
そのほかにも、
- 起動時にキーの変換機能や自動切り替え機能を有効にする
- NumLockをONの状態で維持する(Windows Vista/XP/2000の場合)
といった設定項目が用意されている。