JPEGファイルなどにも対応し、さらに使い勝手がよくなったOfficeファイル圧縮ソフト「NXPowerLite」シリーズの新バージョン。「NXPowerLite Desktop Edition」は、Office文書(Microsoft Word、Excel、PowerPoint形式ファイル)に組み込まれた画像やオブジェクトを最適な形式と解像度に変換することで、文書全体のファイルサイズを軽減させるソフト。元ファイルのサイズを最大1/50にまで減らすことができる。圧縮後のファイルを閲覧・編集するのに展開(解凍)操作は不要。元のアプリケーションでそのまま開くことができる。新バージョン「4」では、圧縮対象にJPEGファイルが追加され、ZIPファイル内のOffice文書やJPEGファイルも圧縮(最適化)できるようになった。メールの添付ファイルを自動圧縮する機能にはOutlook Express、Windowsメールが追加された。
圧縮対象の登録は、メイン画面へのファイル/フォルダのドラッグ&ドロップで行えるほか、エクスプローラなどのファイルのコンテキスト(右クリック)メニューからでも行える。Microsoft Officeのファイルメニューに追加される「NXPowerLiteを使用して最適化」という項目から、開いているOfficeファイルを直接圧縮することも可能だ。
圧縮レベルは、画面表示用の「標準圧縮」、印刷用の「高画質圧縮」、モバイル機器に適した「モバイル機器用圧縮」に加え、画像のトリミングやサイズ変更、解像度、JPEG画質をユーザが設定できる「カスタム圧縮」から選択できる。Office文書中の図形やグラフなどのオブジェクトを画像化して、ファイルサイズを圧縮する機能もある。
圧縮後も元のファイル形式は保持され、作成されたアプリケーションでそのまま閲覧や再編集を行うことが可能。圧縮ファイルは、指定したフォルダに「元ファイル名+(NXPowerLite).拡張子」のファイル名で保存される。設定により、「元ファイルと同じファイル名で出力」(出力先に「元ファイルと同じフォルダ」以外を指定した場合)したり、「元ファイルの日付と時刻を保持」したりすることも可能。圧縮が完了すると、「結果」画面に圧縮後のファイルサイズと圧縮率が表示される。結果画面からは、圧縮ファイルをそのままメールで送信したり、ZIP圧縮して送信したりもできる。
メールの添付ファイルを自動で圧縮する機能もある。Outlook/Outlook Express、Windows Mail、Lotus Notesクライアントと連携して、送信時に添付ファイルを自動的に圧縮する。