多数の画像フィルタとトランジションにより、さまざまな効果のスライドショウを再生できるソフト。スライドショウCDを作成する機能もある(別途、ライティングソフトが必要)。「K-SlidePlayer」は、画像ファイルと(BGMとなる)音楽ファイルとを指定することで、手軽にスライドショウを楽しめるソフト。画像フィルタとトランジション(画像切り替え時の効果)をいずれも14種類ずつ搭載し、組み合わせを替えることで、多彩なエフェクト効果を楽しめる仕組み(それぞれ「なし」を設定することも可能)。利用できる画像ファイルはJPEG/BMP/GIF/PNG形式のもの。音楽ファイルはMP3/WAVE/MID/WMAの各形式に対応する。
使い方は簡単。スライドショウで再生したい画像の含まれるフォルダをリストに登録し、表示間隔や表示順、さらには画像フィルタとトランジションといったオプションを指定して、「スライドショー再生」を実行すればよい。表示間隔は秒/分単位で設定することが可能。最短で1秒、最長で60分まで指定できる。画像の表示順はフォルダまたは画像単位で設定し、ファイル/フォルダ名の「昇順(リスト先頭から)」「昇順(選択位置から)」「シャッフル(ランダム)」「ループ(選択したフォルダ内で繰り返し)」から選択することが可能。BGMの再生順も指定できる。同一フォルダ内の画像の使用枚数上限を指定することも可能。フォルダによって画像ファイルの枚数に偏りがある場合でも、均等に表示させることができる。
画像フィルタは、セピア、モノトーン、ソフトフォーカスなどの一般的なものに加え、ペイント(絵画調)、オイルペイント(油絵調)、イラスト、コミック、ポップといったアート風のものも揃う。さらには「トイカメラ(解像度の低い写真調)」「テレビ(走査線入り)」や、フィルタをランダムに適用する「シャッフル」などもあり、計14種類が用意されている。
トランジションも多彩だ。
- フェードイン/アウト
- ワイプ(ふき取る)
- ブラインド(ブラインドをあけるように次の画像が現れる)
- インクリース(写真をばらまく)
- シャッター(シャッターを切るように次の画像に変わる)
をはじめ、こちらも計14種類から選択・設定できるようになっている。スライドショウ再生中には、停止/一時停止のほか、使用する画像フォルダやBGMファイルを切り替えることも可能。スライドショウ再生中の画面に、画像ファイルやBGM(音楽ファイル)の情報を表示させることもできる。表示される情報は、画像のファイル名や保存フォルダ名、画像枚数、撮影日付、BGMの曲名(タイトル名/アーチスト名)、再生状態(×分×秒再生中、全再生時間)など。現在時刻や画像のExif情報を表示させることも可能だ。
画面配色のカスタマイズ機能もある。背景色はもちろん、ラベル(画像のグループ化)機能で表示される画像ファイルやBGM情報の文字色などを個別に設定することができる。
スライドショウCDの作成を支援する「CD作成」モードも備える。別途、ライティングソフトを用意することで、Windows XP/2000/Me/98で再生可能なスライドショウCDを作成できる。