シンプルなデザインの画面で、多数のタスクでも効率よく管理できるToDo管理ソフト。確認したいアイテムをすばやく表示し、実行するのを支援してくれる。「Things Mac」は、やるべきこと(ToDo)を「今日」「予定済」などの「フォーカス(重要度のレベル)」や「タグ(フィルタ用のメタデータ)」、さらには「プロジェクト」などで体系化し、数多くのタスク/予定でも効率的に管理できるソフト。GTD(Getting Things Done)の手法を取り入れ、“目の前の仕事に集中することで、タスク処理の効率を高め”られるよう、さまざまな機能が盛り込まれている。ToDoデータをiCalなどとシンクロさせることも可能だ。
メイン画面は、LeopardのFinder風のすっきりとしたデザイン。左側にはToDo管理のためのリスト項目が、右側にはToDoの一覧が表示される。左ペインに用意されているのは「収集(受信箱)」「フォーカス」「実行中プロジェクト」の各リスト項目。「収集(受信箱)」は、メールソフトの“Inbox(受信箱)”に相当するのもので、(基本的に)処理済み以外のToDoが表示される。
「フォーカス」には「今日」「次」「予定済」「未定」「プロジェクト」といったリスト項目が用意されている。「今日」には期限当日または期限を過ぎたToDoを、「次」には期限前のToDoを、「予定済」には周期的に期限が来るToDoを、そして「未定」には不確定のToDoを置いておく。「プロジェクト」では、複数のToDoをまとめて管理することが可能。実行済みのToDoは「ログブック」に、また不要になったToDoは「ゴミ箱」に入れる。
ToDoは、登録するリスト項目をあらかじめ選んだ上で作成できるほか、項目に関係なく作成することも可能(クイック入力)。いずれの場合も、作成したToDoはあとからマウスドラッグで他の項目に移動したり、削除したりできる。
ToDoには内容のほか、タイトル、タグ、期日を入力することが可能。タグは、場面(仕事/ホーム/用事)や重要度(高/中/低)、時間(15分/1時間)、難易度(Easy/チャレンジ)などから選択・設定できるのに加え、ユーザが追加・編集することも可能だ。ToDoは、タイトルのダブルクリックで簡単に開くことができ、内容を変更できる。特定の日/週/月/年ごとの繰り返しを設定することもできる。
ToDo一覧では、用途に応じて必要なToDoのみを表示させることが可能。例えば、「期限情報のあるメモ」「場面別(すべて/仕事/ホーム)」「時間情報のあるメモ」「タイトルしかないメモ」……だけを選択・表示させられる。
検索機能も用意されている。タイトルまたは内容に検索語を含むToDoを簡単に探し出せる。さらに、表計算ソフト「iCal」とのシンクロや、iPhone/iPod touch版「Things」とのWi-Fi経由でのシンクロにも対応。データ交換や同期を行える。