アウトラインプロセッサ風の階層管理やGoogleカレンダーとの連携も可能な付箋紙ソフト。手書き入力にも対応する。「太郎君の付箋」は、デスクトップに付箋感覚でメモを貼り付けられるソフト。タスクトレイに常駐し、ポップアップメニューからすばやくメモを貼り付けることができる。付箋の透明度や背景色、背景画像を指定できるほか、付箋の枠のデザインや最前面表示などを指定することも可能。付箋の表示/非表示を一括して切り替えることもできる。付箋に予定を登録して、アラーム通知させることも可能だ。
階層管理機能は、ある付箋を「親付箋」とし、その「子付箋」を作れるというもの。すべての子付箋の表示/非表示を切り替えたり、直下の子付箋のみを表示させたりすることが可能。アウトラインプロセッサのような使い方ができ、メモをグループ別に整理してスマートに管理できる。親付箋をワンタッチで変更することも可能。付箋の背景色や背景画像は、個別に設定できるだけでなく、親付箋の設定を引き継がせるようにすることも可能だ。
メモの入力は、付箋上で直接行うのではなく、いったん「編集」画面を呼び出して入力するタイプ。付箋の内容を変更する場合も編集画面から行う。編集画面では、フォントや文字色を変更できるほか、切り取り/コピー/貼り付け/元に戻す/やり直しといった操作を行うことも可能。予定日を表示させるためのメタ文字(タグ)を挿入することもできる。予定を登録した付箋には「情報表示」ボタンが配置され、クリックすることで、予定の日時が表示されるようになる。メモにメタ文字を挿入しておけば、日付や時刻を付箋上に表示させることも可能だ。
手書きの文字や記号などを入力できる「ペン入力」機能もある。手書き入力したオブジェクトを選択して、移動させることも可能。タブレットPCのペン入力機能にも対応する。
付箋にファイルやWebページへのリンクを登録することもできる。リンクの登録は、(編集画面ではなく)付箋上に直接ファイルやURLをドラッグ&ドロップして行う。リンクが登録された付箋には、左上にリンクを開くためのボタンが配置され、クリックひとつでファイルやWebページにアクセスできるようになる。1枚の付箋には1件のリンクを登録できる(新たにリンクを登録すると、上書きされて前のリンク設定は消える)。
付箋の位置やサイズはドラッグで自由に変更でき、ディスプレイの解像度に合わせて位置が記憶される。タブレットPCで画面の向きを変えた場合でも、縦/横それぞれの表示で最適な位置が保たれる。
オプションでは、
- データ保存先フォルダの指定や移動/コピー
- ダブルクリック時の動作
- 付箋上に表示するボタンのカスタマイズ
- 親付箋に対する子付箋の配置指定
- デフォルトのフォントや付箋のサイズ/スタイル(シンプル/枠線付き/3Dなど)
などを指定できる。Googleカレンダーとの連携も可能。付箋に登録した予定をGoogleカレンダーに書き込んだり、逆にGoogleカレンダーの予定を取り込んだりできる。