人口や産業などの統計データを、日本地図上で色分け表示してくれるソフト。市町村単位の統計結果がひと目でわかる。「パッとマップ」は、各自治体ごとの「人口総数」「15〜64歳人口」「人口集中地区人口」や「農業産出額」、商業・製造業の「事務所数」といったさまざまな統計データを、地図を見ながら確認できるソフト。表示できるのは「人口世帯」「人口/総世帯比」「農業産出額」「商業・卸売業」「商業・小売業」「製造業」「財政指標」の7ジャンル。データは市町村単位で、色分けも市町村単位で行われる。統計データの一覧表示機能や市町村ごとのデータ一覧表示機能なども備える。
メイン画面は「自治体選択」「各種の統計情報選択」「地図表示部」からなる3ペイン構成。「自治体選択」は、自治体の位置を地図上で表示する際に使用するもの。「各種の統計情報選択」は、地図上に表示する統計データを選ぶときに使う。選択された自治体の領域や統計データの結果が「地図表示部」に色分け表示されるようになっている。
「自治体選択」で選択できるのは「(都道府)県名」「支庁名」「市/郡名」「都市名(市町村名)」。上位の項目を選択すると、下位の項目が自動的に絞り込まれるようになっており、市町村名単位までの選択も簡単。自治体を選択した状態で「地図描画開始」ボタンを押すと、選択した自治体の領域が地図上で赤く強調表示される。このとき、「地域自動ズーム描画」にチェックを入れておくと、選択した領域を含む地域がズーム表示される(ズーム表示される単位は、北海道、東北、関東、北陸甲信越、東海、近畿、中国、四国、九州、沖縄の各地域)。市町村(北海道、東京の場合は支庁名)以下まで指定して「自治体情報表示」ボタンを押せば、当該地域の統計データが一覧表示される。
統計データは「人口世帯」「農業産出額」「商業・小売業」「財政指標」などの7ジャンルから選択することが可能。計300近いデータが収録され、さまざまな統計結果を視覚的に確認できる。統計を選択したところで「地図に反映」ボタンを押すと、地図上にデータが色分けされて表示される仕組み。色分け時の区切りとなる数値の範囲や塗り色は、各統計データごとにユーザが自由に設定できる。「統計情報表示」ボタンからは、指定した統計を自治体単位の一覧表示で確認することが可能。表示順を、数値の大小順で並べ替えることも可能だ。
「地図表示部」の地図は、画面左上のボタンを使って、上下左右の移動や10段階でズームイン/ズームアウトさせることが可能。そのほか、マウスクリックした部分を中央に表示する機能もある。