ソフトを開発しようと思った動機、背景
初期の目的は、ソフト作成の補助ツールです。「マウスレコーダー」などの開発にあたって、いろいろなウィンドウ情報を調べる必要がありました。各種のフリーソフトやSPY++などを使っていたのですが、なかなか面倒で使いづらく、必要に迫られて自作に踏み切りました。出来上がりには概ね満足しています。開発中に苦労した点
はじめは、ウィンドウ間のメッセージインタフェースで簡単に取得できると楽観していたのですが、いざ自分で使ってみると、取得できない場面が続出。ウィンドウを持たないものやオーナードローのコントロール、Officeのように独自のコントロールを持つもの。結局、ほとんどの文字列を取得できるようになるまでに、複数のインタフェースを駆使することにより、1年ほどかかってしまいました。
ユーザにお勧めする使い方
必要な部分だけを取り込めますので、ファイル一覧などを取り込むとき、エラーメッセージを記録するときや、バージョン情報などを文字として取得するときなどにお役に立ちます。
また、ウィンドウを操作しながら取得できることも特徴です。マウス操作により、次々に変化するメニューや、ステータスに表示される文字も取り込めます。
個人的には、Webページでリンクアドレスを取得するのに重宝しています。リンクアドレスが明示的に記述されていれば、プロパティやHTMLソースで確認できますが、JavaScriptなどで動的にリンクされる場合はちょっと面倒です。それでも、ステータスバーにはアドレスが表示されますので、そこの文字列を「ポイント位置の文字列取得」で取り込むことにより、簡単にアドレスを取得できます。
今後のバージョンアップ予定
順次改良していきます。
(エムティ・ソフト)