ウィンドウの操作や特殊キーの入力、プログラムの実行などをショートカットキーに割り当てられるキーボード用ユーティリティ。「WindowHelper」は、さまざまな操作を任意のショートカットに設定できるキーバインドソフト。起動するとタスクトレイに常駐し、あらかじめ指定した機能をショートカットから実行できるようになる。割り当てられる操作・機能は大きく分けて、
- ウィンドウ操作
- キー入力
- プログラムの起動
- ファイル/フォルダを開く
- ソフトの機能停止/再開
「ウィンドウ操作」でできるのは、最大化、最小化、閉じる、横幅半分右寄せ、横幅半分左寄せ。「キー入力」では、【Home】/【End】/【PageUp】/【PageDown】/【BackSpace】/【Delete】/【→】/【←】/【↑】/【↓】/【半角/全角】のいずれかひとつのキーと同じ機能を設定できる。「プログラムの起動」「ファイル/フォルダを開く」では、各1件をショートカットに登録することが可能だ。ウィンドウのサイズや位置を詳細に設定することも可能。あらかじめ条件を設定しておくことで、ショートカットキーだけでウィンドウの状態を変更できるようになる。
- ウィンドウ幅:最大化、現在の半分、任意サイズ(pixel値で指定)、そのまま
- ウィンドウ高さ:最大化、現在の半分、任意サイズ(pixel値で指定)、そのまま
- ウィンドウのX位置:左寄せ、右寄せ、任意の位置(X座標:最左辺からのpixel値で指定)、そのまま
- ウィンドウのY位置:上寄せ、下寄せ、任意の位置(Y座標:最上辺からのpixel値で指定)、そのまま
「そのまま」は、「幅のみを変更し、高さをそのまま残す」「縦位置だけを変更する」といった指定を行うときに用いる。さらに「画面を分割した領域内に、ウィンドウサイズを収めて配置する」というユニークな機能もある。デスクトップ全体を8分割(縦2マス×横4マス)し、このマス目に合わせてウィンドウのサイズを変更して配置できる。例えば、「サイズを1コマ分(1/8)に変更して、マス目下段の右から二番目に置く」といったことを簡単に行える。
割り当てられるキーは「【Alt】または【Ctrl】」+【Shift】+任意の英字キー(【;】/【:】/【,】/【.】/【/】/【@】/【→】/【←】/【↑】/【↓】を含む。【Shift】キーは省略することも可能)。登録は「WindowHelperConfig」画面で、リスト形式の画面にホットキーと操作を一つずつ追加して行う。初期状態であらかじめいくつかのショートカットキーに機能が割り当てられているが、もちろんユーザが変更することも可能だ。