直感的に操作できるキャプチャソフト。デスクトップ全体やアプリケーションウィンドウ、コントロール/クライアントをワンタッチで取り込める。「QShot」は、デスクトップ上の任意の領域を簡単な操作でキャプチャできる常駐ソフト。あらかじめキャプチャ対象を指定する必要がなく、任意のウィンドウをマウスでクリックするだけでキャプチャできる。取り込んだ画像はBMP/JPEG/PNG形式のファイルに保存できるほか、クリップボードに転送することも可能。マルチモニタ環境にも対応する。
キャプチャは、タスクトレイアイコンの左クリックかホットキーで実行できる。ホットキーは、初期状態では【F6】キーに設定されているが、ユーザが自由に変更することが可能。キャプチャ対象となる領域は、マウスの位置に応じて「デスクトップ全体」「ウィンドウ全体」「コントロール」などが自動的に判定され、緑色の線で囲まれて表示される。マウスを動かして目的の領域がキャプチャ対象となったことを確認してから左クリックすれば、キャプチャが実行される仕組み。
領域の選択時に【Ctrl】キーを押すと、対象がトップレベルのウィンドウに限定される。コントロール/クライアントでなく、ウィンドウ全体をキャプチャしたいときは、領域の選択を容易に行える。同様に【Shift】キーを押した場合は、背面にあるウィンドウを、隠れた領域も含めてキャプチャすることが可能。キャプチャ対象領域を示す線が赤色に変わり、通常のキャプチャと区別される。さらに、左クリックをしながらのドラッグで、任意の領域を矩形で指定することも可能。いずれの場合も、デスクトップの上部にポインタの位置と対象領域がpixel値で表示される。
キャプチャした領域は、指定フォルダにファイル保存される。ファイル名には「QS_20090322-163525.png」のように、「QShot」でのキャプチャ画像であることを示す「QS」のあとに、キャプチャした日付/時間が自動的に付加されるようになっている。保存フォルダは、タスクトレイメニューから開くことができる。
そのほか、マウスポインタをキャプチャ画像に含めるかどうかを設定したり、キャプチャ機能を一時的に無効にしたりすることも可能だ。