「FileSeeker」は、ファイル/フォルダをすばやく探し出すための検索ソフト。

• 指定した文字列を含むファイル/フォルダの検索
• ワイルドカードや正規表現を利用した検索
• アーカイブ（書庫）内のファイル検索

メイン画面は、エクスプローラ風の2ペイン構成。左ペインのフォルダツリーで対象のドライブ/フォルダ（ディレクトリ）を指定して検索を実行すると、右ペインに検索結果が表示される仕組み。検索対象として複数のフォルダを指定することも可能で、サブフォルダを含めることもできる。あらかじめ特定のフォルダを検索対象として登録しておくことも可能。フォルダツリーへのフォルダアイコンのドラッグ＆ドロップで簡単に登録できる。

検索は部分一致検索に加え、インクリメンタル検索にも対応。文字を入力するたびに、検索結果が絞り込まれる。さらに、

• キーワードを「'」で囲むことで行える完全一致検索
• キーワードを「/」で囲むことで行える正規表現による検索
• キーワードに「-」を付けることで行える除外検索

ファイル名による検索結果を、日付やファイルサイズで絞り込むことも可能。日付では「更新日時」「作成日時」「アクセス日時」が「現在から×日/×週間/×月」または指定期間内（○年○月○日〜△年△月△日）という条件を設定して検索を行える。ファイルサイズも範囲を指定して、検索することが可能だ。ファイル属性で絞り込むこともでき、「アーカイブ」「フォルダ」「隠しファイル」「読み取り専用」「システムファイル」を選択・設定できるようになっている。

検索オプションが豊富なのも特徴。ただし、ツールバーから行えるオプションの指定は、「最近の日時」「期間指定」「サイズ」「ファイルの属性」を切り替えて行うようになっており、二つ以上のオプションを同時に指定することはできないが、「期間指定」で絞り込んだものを、さらに「サイズ」で絞り込むことは可能。検索速度の速さを考えると、この方法でまったく問題はない。むしろ画面がすっきりしてよいのではないか。

全体的に使いやすく、手軽に使える点がよい。ディスク容量が増えてくると当然、ファイル検索も時間がかかるものになってしまうが、「FileSeeker」の速さと使いやすさは、ちょっと驚きだ。

開発中に苦労した点
一度ソースを紛失してしまったことでしょうか。重要なデータはネット上のストレージサービスに分散してバックアップするようにしました。ただ、作り直すうちに欠点を見直すことができたのは、不幸中の幸いです。

ユーザにお勧めする使い方
「あのファイルはどこだっけ……」というとき、エクスプローラを開く前にこのソフトを思い出してくれるとうれしいです。

今後のバージョンアップ予定
まだまだ未完成な部分があるので、その見直しと高速なファイル検索をもっと気軽に使えるような機能を増やしてゆきたいと思います。