元画像とプレビュー画像の二つの表示エリアを備えた画像トリミングソフト。リアルタイムに表示されるプレビューを参照しながら、操作を行える。「Dual Vision Trimmer」は、既存の画像から目的とする部分を矩形に切り抜くためのトリミングソフト。メイン画面は左右に二分割されたデザイン。一方に元画像(Original Image)が、もう一方に切り抜き後のプレビュー画像(Preview Image)が表示され、切り抜き後の画像イメージがひと目でわかるようになっている。固定サイズでの複数トリミングに適した「スタンプモード」など、3種類のトリミングモードを使い分けることが可能。よく使うトリミングサイズを保存しておき、“一発設定”して、すばやくトリミングを実行することもできる。
トリミング対象の画像ファイルは、メニューの「ファイルを開く」で指定できるほか、メイン画面へのドラッグ&ドロップで指定することも可能。メイン画面左側のOriginal Image領域に元画像の内容が表示される。
元画像は、等倍表示はもちろん、最小10%から最大5000%までの縮小・拡大表示を行うことが可能。拡大・縮小率の指定はキーボードやスピンボタンで行えるほか、(設定により)マウスホイールの回転でも行える。マウスホイールは拡大・縮小だけでなく、縦スクロール動作を設定することも可能だ。
利用できるトリミングモードは「スタンプモード」「フリーセレクトモード」「カットオフモード」の3種類。「スタンプモード」は、あらかじめ(トリミングする)画像の幅と高さを指定し、マウスクリックで範囲を確定するもの。「フリーセレクトモード」はその名の通り、そのつど範囲を指定するモードで、一般的な画像編集と同様の操作で使う。「カットオフモード」では、画像の四辺からの切り取り幅をマウスでドラッグして、範囲を指定する。トリミング範囲は、リアルタイムで右側の「Preview Image」エリアに表示され、確認できるようになっている。
「スタンプモード」「カットオフモード」では、トリミングする画面サイズや切り取る四辺の幅を保存し、リストから選択・実行することが可能な「一発設定」機能を利用できる。トリミング設定に名前を付けて保存しておけば、同じ設定ですばやく実行できる。複数のファイルをまとめて処理できる「バッチモード」もある。任意の対象ファイルを指定し、「一発設定」のトリミング設定を適用できるようになっている。
「Preview Image」エリアの背景色は、ユーザが自由に設定することが可能。例えば、特定のWebページ用にトリミングをする場合など、Webページの背景色を設定しておけば、「トリミングされた結果がページ内でどのように見えるのか」を簡単に確認できる。
トリミング結果は、BMP/JPEG/PNG/GIF各形式のファイルに保存できる。JPEGの場合は圧縮率を、PNG/GIFの場合は減色アルゴリズムやディザリングアルゴリズムなどを指定することが可能だ。
画面デザインはスキンに対応する。Office 2003/2007風、Leopard風など、13種類から選択できる。