Windows Vista専用の総合パソコン快適化ソフト。パソコンの高速化や不要データの整理など、パソコンを利用する上で必要となる、さまざまな日常管理を行える。「SuperVista Utilities」は、パソコンの動作速度を低下させる原因となる不要なデータや無駄なレジストリ情報を削除し、さらにハードディスクのデフラグを行って、本来の性能を発揮できるようにする快適化ソフト。システム設定の最適化やデータのバックアップ、ハードウェア診断などの機能も備える。「SuperXP Utilities」のWindows Vista専用版といえるもので、「SuperXP Utilities」の持つ機能のほか、
- パソコンのメインメモリを仮想ディスクとして使用する「RAMディスク」
- ファイルの断片化を解消するデフラグ
- 指定したアプリケーションの起動の高速化
などの機能が追加された(従来機能も強化されている)。さらに、Windowsの起動時間を測定することも可能。「SuperVista Utilities」による高速化前後の時間を比較して、効果をひと目で確認できる。Windows VistaのユーザインタフェースをWindows XP風に変更する機能も搭載された。「RAMディスク」は、物理メモリ上に仮想ハードディスクを作成する機能。作成された仮想ディスクは通常のディスクに比べ、数十倍の速度でデータを処理することが可能。また、電源切断後もデータを保持できるバックアップ機能も用意されている。
デフラグ機能には、デフラグソフトとして評価の高い「Diskeeper 2007 Home」を採用。Windows Vista標準のデフラグ機能と異なり、グラフィカルな画面で断片化の分析結果や効果を確認できる。さらに、Windows Vistaに備わる高速化機能「SuperFetch」をカスタマイズすることで、指定アプリケーションの起動を高速化させることも可能。Internet Explorer 7やMicrosoft Officeなど、よく利用するアプリケーションをピンポイントで高速化できる。
パソコンの起動を高速化させる機能としては「スタートアップの抑止」「サービスの遅延起動」が用意されている。「スタートアップの抑止」は、現在設定されているスタートプログラム一覧にチェックをするだけで、起動時間に影響を与えるプログラムを抑止できるもの。「サービスの遅延起動」では、(バックグラウンドプログラムである)サービスの起動タイミングを変更して、Windowsの起動速度を向上させる。
データ/ディスクの管理でも、
- IDやパスワードを一括管理し、ブラウズ中などの入力を容易にする「マイパスワードブック」
- IEのお気に入り、Windowsメールの受信メールやアドレス帳などのバックアップ
- ノートパソコンのCPU温度やファンの回転数、電圧などのグラフ表示
- S.M.A.R.T.情報を利用したハードディスクの健康状態の診断、故障予測
など、充実した機能が用意されている。ブラウザからの印刷時に、ヘッダ/フッタの省略や縮小などを行って、用紙の消費量を減らす「エコ印刷」機能もある。「SuperXP Utilities」からの機能では、
- ドライブ単位/全ドライブを対象にした不要ファイルの一括削除
- リンク切れのショートカットの自動削除
- ブラウザのキャッシュやCookie、履歴などの削除
といったパソコンをクリーンアップしてディスク使用量を減らす機能や、プライバシーを守る機能などが引き続き搭載されている。