好きなセリフを設定して再生できる“しゃべる”時計ソフト。時報機能のほか、最大10種類を登録することが可能なアラーム機能を搭載する。「しゃべる時報とアラーム」はその名の通り、時報とアラームを人工音声で再生する、タスクトレイ常駐型のタイマソフト。音声は「女声」「男声」「ロボット声」にそれぞれ高い声/低い声があり、計6種類から選択できるようになっている。セリフの読み上げには音声合成ライブラリ「AquesTalk」を利用している。アラーム設定時刻に指定アプリケーションを起動することも可能だ。
時報の通知タイミングで設定できるのは、毎正時と任意の間隔(分/時間)。タスクトレイアイコンのクリックにより、現在時刻を知ることもできる。
アラームは、時間と頻度、声(の種類)、セリフを組み合わせて、最大10件までを登録sることが可能。頻度は「毎週(曜日指定)」「毎日」「1回だけ」「/毎月(日にち指定)」から選択・設定できるようになっている。さらに声を選択し、しゃべらせたいメッセージを入力して登録すればよい。アラームは、設定画面上のタブで管理され、使う/使わない(有効/無効)などを自由に編集できる。
しゃべらせるセリフ(メッセージ)は、基本的にひらがな表記のテキストで作成する(ただし「助詞の『は』は『わ』と表記する(こんにちわ、など)」など、いくつかの特殊な規則がある)。また、句読点(「、」「。」)は日本語とほぼ同じ使い方だが、「/」で語句の区切りを示したり、「?」で音を上げ気味にして疑問文にしたりなどといった規則もある。無音化(……ですか、の「す」)やガ行の鼻濁音(おんがくの「が」)などを細かく設定することにより、自然な日本語の発音に近づけることが可能だ。
アラーム実行時には、音声再生とともに任意のプログラムを起動させることが可能。指定時刻にアプリケーションを起動したり、ファイルを開いたり、指定URLを表示させたり(規定のアプリケーション/ブラウザによる)といった操作を行える。
デジタル表示で現在時刻を示す「時計パネル」機能もある。時計パネルでは、フォント/サイズ/スタイル/カラーのほか、枠の有/無(カラーは緑色に固定)や透明度も指定できる。