漢字の「読み方」「書き方」「練習」などのプリントを簡単に作れるソフト。1年生から6年生までに学習する漢字データに加え、漢字ごとの例文も収録されている。「となりの漢爺3」は、小学生向けの漢字学習用プリントを作るためのソフト。漢字の「読み方」「書き取り」「練習」用のプリントを直感的な操作で作成できるのが特徴。出題する漢字の選択から問題の作成、印刷までの一連の作業を一本で行える。漢字練習用のほかに、「文作り・意味調べ」用のプリントを作成することも可能だ。
問題文は、出題(練習)する漢字と、その前後に続く言葉で構成される。問題入力欄は、これに対応して三分割され、文章の頭から各欄(前段/出題部分/後段)ごとに入力してゆく仕組み(例えば「アヒルが」「池」「でおよいでいる」など)。最後に、問題となる漢字に読みがな(例文では「いけ」)を振ることで、ひとつの問題が完成する。問題文は10問を1単位として作成でき、A4判の用紙1ページに自動的にレイアウトされる。5行分の問題(5問)をB5判に印刷することもできる。
ユニークなのは、同じ問題文から「読み方」「書き方」「練習」「文作り・意味調べ」の各プリントを作成できること。例えば「読み方」問題では、問題文の中の漢字部分にルビを振るための欄が作られ、「書き方」問題では漢字の読みが表示されて、(漢字を入力するための)空欄が作られるといった具合。また「練習」では、原稿用紙のようなマス目が印刷され、ひとつの漢字を1行ずつ書いて練習するためのプリントが作成される。さらに「文作り・意味調べ」では、各行の先頭に書かれた漢字を用いて短文を作ったり、意味を調べて記入したりといった課題用のプリントを作成できる。
漢字のデータは、1年生から6年生までに配当(学ぶことが指定)されたものが収録されている。学年別に一覧リストで表示されるため、各学年で学ぶ漢字を間違えることなく出題できる。リスト上では、音/訓読みによる漢字検索を行うことも可能。また、すべての漢字の「読み方」ごとの例文も収録する(光村図書の国語科教科書に準拠)。
就学前児童用のひらがな練習シート(イラスト入り)や、原稿用紙および罫線入りのノート用紙を印刷する機能もある。原稿用紙は20×20/16×16/14×14/12×12マスから選択でき、「タイトル」「補助線の有無」を指定できる。罫線入りノート用紙で指定できる行数は30/20/15/10行。「タイトル」「補助中心線の有無」を指定して印刷することが可能だ。
作成した問題文は「MOJ」形式のファイルで保存できるが、内容はCSV形式で、テキストエディタなどで編集することも可能だ。