マウス中心の操作で手軽に楽しめる“物理エンジンを利用した3Dギミックパズル”。小さな子どもから大人まで、誰でも楽しくプレイできる。仮想空間を使うことで、現実には不可能な仕掛けを作ることができる
「あそぶつり」は、複数のアイテムを組み合わせて空中に仕掛けを作り、仕掛けを作動させることで目標を達成して、ステージクリアを目指す“3Dギミックパズル”ゲーム。ゲームの内容をわかりやすくいえば、一種のドミノ倒し。決まった形のいくつかの物体を3D空間に上手に配置して、動作を連鎖させることで目的を果たす。仮想空間であることを最大限に利用して、現実では不可能な、空中から落下する物体とその動きを利用した仕掛けを組み立てることができる。
ステージクリアの条件は大きく分けて2種類。「ゴールベル方式」のステージでは、定められた「設置エリア」の内側にアイテムを配置し、最終的にエリアの外側にある「ベル」にアイテムをぶつけることができればクリア。「スタートボール方式」のステージの場合は、空中にある「ゴールエリア」の中に、スタート位置にあるボールを入れることができればクリアとなる。「ゴールベル方式」のようなアイテムの配置制限はなく、ステージ内のどこにでも自由にアイテムを配置できる。
まずはセッティングモードで、空中に3種類のアイテムをアイデア通りに配置しよう
実際のゲームは、
- 一切の物理法則の働かない空間で、アイテムを納得ゆくまで自由に配置できる「セッティングモード」
- 配置したアイテムを物理法則に従って運動させ、配置の是非を問う「アクションモード」
の二つのモードからなる。「セッティングモード」での操作はすべてマウスで行う。使用できるアイテムは「立方体」「円柱」「楕円柱」。配置するアイテムを選択して、何もない空間を左クリックすれば、アイテムを好きな場所に配置できるようになっている。配置したアイテムの移動は、左ドラッグで行える。【Shift】キーを併用することで、グリッドに合わせて配置することも可能。アイテム上で【Ctrl】キーを押しながら左ドラッグすることで、同じ向きと形状のアイテムを複製することも可能だ。設置したアイテムは、右ドラッグで回転させることもできる。【X】キーを押しながらアイテムを左クリックすることで、通常の「可動アイテム」を、空中に固定されて落下しない「固定アイテム」に、また逆に、固定アイテムを可動アイテムにと、交互に変換できるようになっている。固定アイテムの配置がクリアの鍵となるステージが多く、変換操作は重要だ。
アイテムサイズの変更は【Z】キーを押しながらアイテムを左ドラッグ、不要アイテムの削除は【R】キーを押しながら右クリックすればよい。
仕掛けが完成したら、アクションモードで出来具合を確認しよう
上級のテクニックとして「アイテム同士の接続」や「モーターの付加」がある。使いどころは難しいが、使いこなすことでアイテムの動作に変化をつけられる。接続は、まずアイテム同士を重ねて配置することでジョイントを仮表示させ、そこを【C】キーを押しながら左クリックして「回転ジョイント」に変化させる。この状態では、アイテム同士は接続されているものの、ジョイントを中心に角度を変えたり、回転したりすることが可能。回転ジョイントをさらに【X】キーを押しながら左クリックすると「固定ジョイント」に変化し、二つのアイテムは完全に接合されて、回転もできなくなる。
アイテム上で【V】キーを押しながら左右いずれかのクリックをすることで、アイテムにモーターを付加し、自発的に回転させることができる。モーターは左右いずれも5段階で回転の速さを調節することが可能だ。
アイテムの配置が完了したら、いよいよ「アクション」ボタンをクリックして「アクションモード」を開始する。アクションモードでは、プレイヤーは手出しをすることができないが、アイテムの動作などを見て、次の配置の参考にできる。自分の配置したアイテムが実際に動いている状態を見ることができ、非常に楽しい。