ザコキャラを次々とロックオンし、ホーミング弾で一気にまとめて倒せる、爽快なシューティングゲーム。プレステ用ゲームパッドを用意するとさらに楽しくなる、個性的なシューティングゲーム
「ボムマン」は、不思議な生物を操って、やはり不思議な敵と戦う、一風変わった設定の固定画面シューティングゲーム。群がるように襲い来る大量の敵をまとめてロックオンし、一斉に撃破したときの快感がゲームの大きな魅力。巨大なボスキャラたちが繰り出す、笑ってしまうようなネーミングの奥義も楽しい。
主人公は、ボムマンこと「ボムブルー」。ルーツや生態、習性など、すべてが謎に包まれた生物だ。特技は、口から花の種や水を出すこと。ある日、ボムブルーの妹「ボムピンク」が謎の組織「バグーズ」にさらわれてしまう。妹を助け出すため、ボムブルーは単身、バグーズに挑んでゆく……。
操作は、PlayStation/PlayStation 2用コントローラの使用が推奨されているが、もちろんキーボードでもプレイすることが可能(PS/PS2用コントローラを使用するには別途「ゲームパッドコンバータ」などの機器が必要)。キーボードでは、カーソルキーまたはテンキーで自機の前後左右斜めに移動できる。攻撃は【Z】で移動方向へのショット、【X】で自機の向きを固定してのショット、【C】でロックオン/ホーミング弾を撃つ(放す)となっている。オプションで「キーボード操作2」に設定すると、自機の向きとは関係なく、【Q】/【W】/【E】/【A】/【D】/【Z】/【X】/【C】キーでショットの方向を8方向で指定できるようになる(この設定でのロックオンはスペースキー)。
ショットとロックオン、2種類の攻撃方法を駆使して敵をやっつけろ
ボムマンの攻撃手段は、1方向に弾を発射する「ショット」と、ロックオンした敵にホーミング弾を放つ「ロックオン」の2種類。ショットは連射性能が高く、連続して打ち込むことで、どんな固い敵も倒すことができる。大勢の敵に四方八方から迫ってこられたときなどには、複数の敵に対して一斉にホーミング弾を発射できるロックオンが有効。ロックオンは、キーを押すことで自分の周囲にドーム状のネットを展開し、触れた敵をまとめて照準に捉えることができる。
ロックオンした敵は赤い括弧で囲われ、キーを離すとホーミング機能を持った弾が敵に向かって一斉に発射される。ロックオンキーを押し続けることで、ネットを展開したまま移動することが可能で、移動しながら次々と敵をロックオンに追加できるようになっている(最大100匹までロックオンできる)。
便利なロックオンだが、弱点もある。ネットが展開される範囲が比較的狭く、キーを離してから弾が発射され、着弾するまでに一瞬のラグがあり、発射のタイミングを誤ると敵に触れられてやられてしまうことがある。また、ロックオンで発射される弾はショットのものより小さく、同じ敵に連続して当てることもできないため、固い敵を倒すのには向いていない。
ボス戦では多種多様な攻撃をかわしながらショットを叩き込む
ゲーム画面は、縦横どちらにもスクロールしない1画面構成。敵は円や四角など、図形のような編隊を組んで襲いかかって来る。編隊を全滅させると、間髪入れずに次の編隊が襲って来る。敵を倒すとヒマワリのような花が出現し、回収すると得点をゲットできる仕組み(ボムマンが発射する弾の正体はヒマワリの種で、敵を倒すとその上で花が咲く)。ロックオンには敵を照準に捉えるほかに、この花を回収する機能もある。
ゲーム序盤は「イエローバグ」「ピンクバグ」「ブラックバグ(小)」といったザコキャラが中心だが、ゲームが進むにつれ、弾を発射してくる「オレンジバグ」「レッドバグ」「ブラックバグ(大)」や、画面内を高速で動き回る、厄介な「コマバグ」といった敵が登場する。各ステージの最後には妙なデザインのボスが控えており、これまた妙なネーミングの奥義を多数繰り出してくる。ボス戦では、それまでとは一転して、厳しい攻撃をかわしながらショットを連発するシューティングのスキルが要求される。