Windowsのタスクバーからファイルを開いたり、アプリケーションを実行したりできるコマンドラインランチャ。キー入力による操作が基本だが、実行ファイルを履歴やファイル/フォルダ一覧メニューから選択することもでき、効率的な操作環境を実現している。「CoolConsole」は、タスクバーに組み込まれるデスクバンドタイプのコマンド入力型ランチャ。タスクバーに表示されるデスクバンドに、実行したいファイルのパスを入力して【Enter】キーを押すことで、目的のアプリケーションを起動したり、関連付けをもとにファイルを開いたりすることができる。フォルダパスを入力すれば、エクスプローラで当該フォルダが開かれる。MS-DOSの内部コマンドを実行することも可能だ。
コマンドはキーボードから直接入力する以外にも、キーボードショートカットで文字列の貼り付けやUndo/Redoを行ったり、実行したコマンドの履歴やファイル一覧からカーソルキーと【Enter】キーでメニュー操作を行ったりすることが可能。デスクバンドはドラッグによって幅を広げたり、任意の幅に固定したりできる。デスクバンドの表示/非表示を切り替えることも、もちろん可能だ。
DOSコマンドの実行結果は、専用の出力コンソールウィンドウ「CoolConsoleウィンドウ」に表示される。「CoolConsoleウィンドウ」の出力内容は、クリップボードにコピーしたり、テキストファイルとして保存したりすることが可能。コマンド実行時にオプションを指定することで、複数の出力コンソールウィンドウを使い分けることもできる。
デスクバンドが空白の状態で【↑】キーを押すと、これまでの実行履歴が表示される。ファイル/フォルダの一覧を表示させるには、“c:\windows\”のようにパスの末尾に“\(またはバックスラッシュ)”を入力した状態で【↑】キーを押せばよい。入力コマンドが長すぎて、デスクバンドで表示しきれない場合は【↓】キーを押せば、入力した文字列が「現在のコマンドライン」として表示される。パスの入力途中で【↑】キーを押すと、そこまでの文字列で一致するフォルダ/ファイルだけに絞り込んでリスト表示してくれる。ワイルドカードを使って、特定の文字列を含むファイルだけを表示させることも可能だ。
オプションでは、コマンドラインの文字色背景色や透明度、履歴の最大件数、出力コンソールウィンドウの色や透明度などを指定できる。