高速なアンインストーラ。コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」に比べ、遙かに速く動作する。「SpeedUninstall」は、パソコンにインストールしたアプリケーションをアンインストールするための専用ソフト。起動すると、インストールされているソフトを一覧表示し、コンテキスト(右クリック)メニューからアンインストール操作を行える。アンインストールの対象は、インクリメンタルサーチなどを利用してすばやく探し出すことが可能。レジストリエントリを呼び出したり、インストールされているフォルダを開いたりといったこともできる。
大きな特徴のひとつが、起動時の一覧表示が高速なこと。コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」に比べると、リストの表示に要する時間は遙かに短い。表示される情報の量も豊富だ。アプリケーションに添付される補助的なツール類は「プログラムの追加と削除」では表示されないが、「SpeedUninstall」ではすべてがリストアップされる。表示される項目にはソフトの名称、発行元、バージョン、ファイルサイズ、導入日、インストールフォルダのパス、Webサイトのアドレスなどで、「プログラムの追加と削除」に比べてより詳細だ。
リストは、項目名のクリックで並べ替えられるほか、項目の並び順をドラッグ&ドロップで入れ替えることも可能。フォントや文字サイズ、文字色などをカスタマイズすることもできる。
リストのすぐ上には検索バーが用意され、文字列を入力することで、同じ文字列を含むソフトウェアだけを絞り込むことが可能。ソフト名の一部だけを入力して、部分一致で絞り込めるほか、連続する文字を入力すると、その場で絞り込みを行うインクリメンタルサーチ機能も備えている。
アンインストールを行うには、リストから目的のソフトを選んでダブルクリックするか、右クリックでコンテキストメニューを開いて「アンインストール」を実行すればよい。コンテキストメニューでは、アンインストール以外にも、レジストリエディタを起動して、該当するレジストリ項目を呼び出すこともできる。リスト上にインストール先フォルダやサイトのアドレス、説明ファイルなどの情報が表示されている場合は、それらもコンテキストメニューから呼び出せる。
「SpeedUninstall」をコントロールパネルのアイテムとして登録するオプションもある。設定すると、コントロールパネルから「SpeedUninstall」を起動できるようになる。