デスクトップに植物を植えて、育ってゆく様子を壁紙として楽しめるソフト。「卓上の樹」は、植物育成の要素を持たせることで、壁紙に“見る楽しみ”を加えた壁紙作成&変更ソフト。自分がデスクトップ上に植えた樹が芽を出し、枝を伸ばし、花を咲かせ、さらには変異してゆく様子を観賞できる。
ユーザが実際に樹を植えるのは、デスクトップ上の「キャンバス」内。手順としてはまず、キャンバスの設定からはじめる。キャンバスは任意のサイズに設定でき、デスクトップ上に並んで表示される。樹はループ状(キャンバスの端に来たら、逆側から出てくる)に成長するため、境目のない壁紙ができあがる仕組み。このとき、キャンバスサイズをデスクトップサイズに合わせると、キャンバスがそのまま一枚の壁紙になる。
キャンバスには、背景色や背景画像を設定することも可能。いつも使っている壁紙を背景画像にすれば、ふだんのデスクトップで樹を育てることができる。更新間隔は分単位で設定できる(最大1,440分)。更新間隔で「0」を指定すると、1日に1回の更新となる。
樹を植える場所は、専用ウィンドウで指定できるようになっている。植える場所をクリックして指定すればよい。樹は種類によって、分裂して別の場所に子どもを作るもの(分裂樹)、枝分かれして伸びるもの(ループ樹)、分裂も枝分かれもしないもの(単独樹)、そして分裂と枝分かれの両方をするものに分かれる。また、植えた位置から上下左右に伸びる拡散型と、キャンバスの底辺から上に向かって伸びる上昇型の2種類のタイプがある。さらに、成長の途上で変異を起こすものがあり、変異で生まれた種を保存することもできる。
通常は、キャンバスがデスクトップ上に並んで表示されるが、キャンバスを独立させて表示するキャンバス画面もある。キャンバス画面では、植えられた樹の名前や樹ファイルのファイル名を重ねて表示させることも可能。最初に開いた花(花がない場合は葉)をクリックすると、その樹の詳細説明ウィンドウが表示される。
そのほか、「卓上の樹」の壁紙とほかの画像で壁紙を切り換える壁紙チェンジャ機能、キャンバスの印刷機能、メイン画面のスキン機能などを備えている。