「日めくり for MacOSX」はその名の通り、デスクトップに「日めくり」カレンダー画面を表示するソフト。「日めくり」に加え、1ヵ月表示の小さな「通常カレンダー」も表示される。さらに、必要に応じて「年間カレンダー」「月間カレンダー」や「星空（星座盤）」の各画面を表示させることも可能。カレンダーは2000年から2020年までの21年分の暦に対応している。

「日めくり」画面は縦長で、サイズは大きめ。上部に暦情報、中央にメモ欄、下部に当日に関するさまざまな情報が表示される。表示される暦情報は、干支（年/日）、旧暦、六曜、九星、十二直、旧暦、二十四節気などのほか、月齢や日の出/日の入時刻、満潮/干潮の時刻、さらには「誕生した著名人」「今日の格言」などで、合計で100項目以上にも上る。月齢と星空は絵文字で表示される。

日の出/日の入/南中などのの時刻は、選択した地名のものが表示される。地名はあらかじめ主要都市と山などの50ヵ所以上が登録されているが、ユーザが東経/北緯/標高を指定して、任意の地点を登録することも可能。満潮/干潮の時刻は、主要港湾名から選択できるようになっている。

メモ欄には、任意のテキストを書き込むことができる。祝日のように毎年共通の「不変日」メモと、特定日に表示される固有メモの2種類を設定できる。メモ欄の背景は7色に色分けすることが可能で、例えば仕事のスケジュールや記念日などの種類別に色を決めておけば、大事な用件を忘れずに確認できる。

「通常カレンダー」は、「日めくり for MacOSX」の中心ともいえるもので、この画面からその他の各画面を開けるようになっている。表示形式は、カレンダーだけのコンパクトな「通常表示」と、暦情報やメモ欄なども含まれる「詳細表示」を切り替えられる。

当日から×日先、×日前（50/100/150/200）や、元日から数えて×日目という表示機能も便利だ。例えば最近は「×日前までなら安い」というサービスも多いので、チケットやホテルの予約、各種契約の更新のリマインダなどに活用できそうだ。

メモ欄の色分けを有効に使うことで、カレンダーとしてだけでなく、簡単なスケジューラとしても利用できるだろう。一般的には、常に小さな「通常カレンダー」を表示させておき、必要に応じて「日めくり」で暦情報を見たり、「月間カレンダー」のスケジュールを確認したり、という使い方になるだろう。

開発中に苦労した点
旧暦や二十四節気を算出するには太陽と月の位置を正確に計算する必要があり、また日本各地の気象や行事など、たくさんの分野の情報を集めるのに時間がかかりました。

ユーザにお勧めする使い方
メモとしても活用でき、メモ内容の検索など、いろいろな使い方ができます。万一のため、バックアップを適時とっていただきたいと思います。

今後のバージョンアップ予定
最近は メジャーなバージョンアップはなく、データの更新やマイナーチェンジしかしていませんが 2010年版は力を入れようと思います。ご意見・ご指摘があれば、今後に活かそうと思いますので、ぜひお聞かせください。