選ばれし14人の便利屋が、世界を救うために魔物と戦うRPG。五つのダンジョンにいるボスモンスターを倒すことがゲームの目的。魔物に支配された翡翠界を救うため、14人の便利屋が立ち上がる
「Emerald Party」は、14人のキャラクタから4人のパーティメンバーを選び、メンバーを操作してダンジョンを攻略するファンタジーRPG。物語の舞台は、女神「メリア・メアリ」が創り出した翡翠界。ただし、はじめて創る世界ということもあり、創造の過程で失敗してしまったらしく、魔物がわき出す怪現象「混沌」が発生し、翡翠界は魔物に占拠されていた。女神の使い魔「シーク」が作った五つの拠点「幻想の祠」「火霊巡礼塔」「霊宮洞」「樹精眠る海」「星砕跡地」も、すべて魔物の巣になってしまったという。
混沌の規模は大きく、非常に速く翡翠界を侵食していた。女神は混沌を駆除しようとするが、女神の魔力を使うと、混沌どころか翡翠界そのものを破壊してしまいかねない。仕方なく女神は、使い魔「ユニ」に事態を収拾するよう命令する。困ったユニは、便利屋「シュルトス」を召喚し、すべてを押しつけてしまう。これまで人探しや害虫駆除、売り子などの雑用しかこなしてこなかったシュルトスは、いきなり「魔物の親玉5匹を駆除してこい」と命じられて戸惑うが、「おやつ」につられて混沌の駆除に乗り出す。果たしてシュルトスは、13人の便利屋仲間とともに、翡翠界を救うことができるか!?
戦闘はユニークなギミックが盛りだくさん。へんてこシステムを駆使して戦い抜け
戦闘はシンボルエンカウント制を採用。プレイキャラクタが敵シンボルに接触することで、戦闘がスタートする。プレイキャラクタは、10人のバトルメンバーと4人のサポートメンバーから選択する。
バトルメンバーは、平均的な性能を持つ主人公「シュルトス」、育てやすい万能タイプの「キルシェ」、回復役に最適な魔術タイプの「ネアンアイア」、ATK(攻撃力)が高い肉弾戦タイプの「クエス」、クリティカル率が突出している「エストレイ」、ATKとSPD(スピード)がズバ抜けている超特攻タイプの「デュマ」、複数の属性攻撃を行える「アトーシャ」、打属性を持つ「ニグ」、白属性に対して鉄板の防御を誇る「ジェノン」、平均的に有能な「ティコー」の10人。
対するサポートメンバーは、「特技」の発動に必要な「EP」の回復量を上昇させられる「フラルプル」、HPの自動回復効果で戦闘を補助する「ヴィオニーユ」、「見切り」の極意がほしいときに有用な「ザハルメ」、金を稼ぐ能力に長けている「リリエーン」の4人。この計14人から4人をパーティメンバーに選び、魔物討伐に乗り出すことになる(序盤はできるだけレベルを上げたいため、バトルメンバー4人か、バトル3人+回復役1人というアグレッシブな構成が無難だと思われる)。
キャラクタの能力強化要素としては、レベルアップで覚えた特技を誰でも習得できる「魔晶」の精製や、各キャラクタのアビリティ習得、レベルアップなどを行える「エクスエンハンス」、強化することで戦闘中に使用できる薬品の回数と種類を増やせる「薬箱」などがある。また、敵の攻撃を見切ってダメージを受けなくなる「見切り」や、敵のリーダーが展開する力場「カオティックフィールド」、所持していると「追討者」と呼ばれる強敵に襲われる「においぶくろ」など、戦闘に関連するユニークな要素が多数用意されている。