タスクトレイ常駐型ではないソフトを“あたかもタスクトレイでの常駐型アプリケーションである”かのようにしてくれるユーティリティ。「NaiNai」は、ウィンドウを最小化するとタスクバーにボタンとして表示されるアプリケーションを、タスクトレイにアイコン化して表示するソフト。タスクバーのボタンを非表示にすることで、複数のアプリケーションを起動した際に混雑してしまうタスクバーを、スッキリとさせることができる。アプリケーションウィンドウのタスクトレイアイコン化の有効/無効は、(条件を指定して)個別に設定できるようになっている。
ウィンドウの最小化時にアイコン化されるのは、あらかじめ登録しておいたアプリケーション。「ウィンドウ情報の追加と削除」画面では、現在表示されているウィンドウが一覧表示され、簡単に登録できるようになっている。
登録したウィンドウに対しては、個別に詳細な設定を行える。タスクトレイアイコン化の対象となるウィンドウタイトルの一致条件やウィンドウクラス名のほか、
- ウィンドウの最小化時にタスクトレイアイコンだけ表示するか、タスクトレイアイコンとタスクバーボタンの両方を表示するか
- ウィンドウがデスクトップに表示されているときは、タスクトレイアイコンを表示しないようにするか
といったことも指定することが可能。さらに、ウィンドウの不透明度をアクティブ時、非アクティブ時でそれぞれ指定することもできる。タスクトレイアイコン化されたウィンドウは、マウスクリックや(各ウィンドウの)タスクトレイメニューなどから復帰させることが可能。タスクトレイメニューでは、不透明度の設定やウィンドウの最大化/最小化といった操作も行えるようになっている。
タスクトレイに常駐した「NaiNai」アイコンからは「NaiNaiマネージャ」を呼び出すことができ、現在動作中の対象ウィンドウに対して表示/非表示/閉じるの各操作を行ったり、各アプリケーションに対する設定を変更したりすることが可能。「ウィンドウ情報の追加と削除」画面も「NaiNaiマネージャ」から呼び出せる。