指定した日時や一定時間後などのタイミングで自動的にファイルを実行するソフト。「BEAT TIMER」は、あらかじめ指定したタイミングでアプリケーションを実行したり、ファイルを開いたりできるタイマソフト。関連付けをもとにドキュメントやメディアファイルを開いたり、繰り返し回数を指定して実行したりすることもできる。パソコンがスタンバイや休止状態にあっても、自動的に復帰してファイルを実行してくれることが特徴。
設定の基本は「実行したいファイルのパス」と「実行するタイミング」を指定すること。タイミングの指定には「日付から指定」する方法と「(経過)時間で指定」する方法とがある。日付からの場合は秒単位まで指定することが可能。経過時間の場合は分単位で、最大60分までをドロップダウンリストから選ぶことができる。60分を超える場合はコンボボックスに直接、数値を入力して指定すればよい。
メイン画面の「実行」ボタンをクリックするとタイマが起動し、実行までのカウントダウンが開始される(タイマの起動中は、ファイルの選択や実行予定がグレイアウトして操作できなくなる)。現在時刻は、画面上で常に確認できる。
実行ファイルには、パスのほかに引数と試行回数を指定することも可能。試行回数は「そのファイルを何回実行するか」を指定するもので、あるファイルを実行してから終了するまでを1回とカウントする。例えば、試行回数を「3」として「メモ帳」を起動するように設定しておくと、予定のタイミングでまず「メモ帳」が起動し、終了するとさらにもう一度起動。これが終了すると、3回めの起動が行われる。
大きな特徴が、パソコンがスリープ状態や休止状態であっても予定通りに実行できること。「スタンバイ休止状態から復帰させる」機能は、設定メニューでON/OFFを切り替えられる(初期状態ではONになっている)。