タイガー戦車とシャーマン戦車──第二次世界大戦で使用されたドイツ軍とアメリカ軍の人気戦車同士が激突するエキサイティングなゲーム。砂漠や山岳地帯を舞台にドイツ戦車とアメリカ戦車の大部隊が激突
「ダイナタンクス」は、第二次世界大戦における戦車同士の戦闘の雰囲気を再現したスリリングなシューティングゲーム。北アフリカの砂漠やシチリア島の山岳地帯を舞台に、ドイツとアメリカの戦車部隊が激突する。プレイヤーは戦車部隊の隊長となり、部隊を率いて敵戦車部隊と戦闘を繰り広げる。両軍合わせて最大80台の戦車が真っ向からぶつかり合う、ド迫力の戦車戦を楽しめる。
操作はキーボードとマウスを併用する方式。戦車の移動はキーボードで行う。【W】/【S】/【A】/【D】キー、またはカーソルキーで戦車を前進、後退、左右旋回させる。射撃に関する操作はマウスで行う。照準はマウスの右ドラッグ。右ボタンのクリックで、マウスカーソルが赤い十字になるとともに、画面右上に照準器が表示される。この状態でマウスカーソルを左右に動かすと砲塔が旋回し、上下に動かすと砲身が上下して照準が移動する仕組み。
スペースキーを押しながらマウスを動かすことで、照準を微調整することも可能。マウスポインタでポイントされた場所の周囲が照準器で拡大表示されるので、照準器を見ながら照準を修正すればよい。照準が定まったらマウスを左クリックして砲弾を発射する。砲弾が戦車に命中すると画面中央に「HIT!!」の文字が表示される。射撃後、次弾を装填し終わるまで次の射撃ができないなどの描写もリアルだ。画面では敵味方の区別はされず、味方戦車にも砲弾が命中してしまう。砲撃には注意が必要だ。
戦車部隊の隊長となって味方戦車に指示を与え、敵戦車部隊を撃破しよう
ゲームの視点は、初期状態ではプレイヤーの操る戦車を自動追跡する外部視点。マウスを動かすことで視点の位置を移動させることができる。【PageUp】キーでズームアップ、【PageDown】キーでズームダウンと、視点距離を変更することも可能。【Tab】キーで、車内視点に切り替えることもできる。車内視点では、車体と砲塔の二つの視察口からの眺めが画面の上下に表示される。
ゲーム内でのプレイヤーの役割は、戦車部隊の小隊長または大隊長。ミッションにより、率いる部隊で台数は異なるが、複数の戦車を率いて敵部隊と激突する。部隊の戦車は小隊長機と行動をともにし、敵を発見すると自律的に行動して敵戦車と戦うが、【F】キーで射撃の許可/禁止を切り替えることもできる。【Q】キーで追従/待機を切り替えて、敵戦車を待ち伏せさせることも可能だ。
ユニークなのは、たとえ自機がやられてしまっても、味方部隊が残っている限りはゲームオーバーにはならないこと。自機が撃破されると自動的に味方部隊の他の戦車が新たな自機となり、ゲームが続行される。もちろん味方が全滅してしまったらゲームオーバーとなる。
指揮する小隊を選ぶことで、戦闘に参加するタイミングを変化させることが可能
用意されたミッションは6種類。サンプルミッションの「斥候隊」以外はすべて複数の小隊が作戦に参加する。ミッション開始前に選択する小隊によって激戦区までの距離が異なり、戦闘に参加できるタイミングが変化するので、率いる小隊を選ぶ際にはこの点も考慮しよう。
ゲームで使用できる戦車は、ドイツ軍のタイガー戦車(ティーガI(初期型/後期型))と、アメリカ軍のシャーマン戦車(M4A1シャーマン(標準仕様/砂漠仕様))。すべてのミッションでドイツ軍とアメリカ軍との、どちらを選ぶこともできる。
ミッションの勝利条件は、敵戦車部隊を全滅させること。ただし、この時期の戦車にはレーダーなどは搭載されておらず、敵を目視で探し出さなくてはならない。最初の敵との遭遇は、ゲーム開始時の位置から直進すればよいが、遭遇後に敵を見失ってしまうと、地形によっては容易に発見できなくなってしまう。ミッションに制限時間はなく、敵戦車が1台でも残っている限りゲームは終わらない。