「SweetMailChecker」は、定期的にメールサーバをチェックし、新着メールがあれば通知してくれる、タスクトレイ常駐型のメールチェッカ。メールの着信時に再生されるサウンドを、アカウント別や送信者別に設定することが可能。着信チェックの間隔は分単位で設定でき、最大1,440分までで指定できる（初期設定は20分）。ボタンクリックだけで、指定のメールソフトを起動することも可能。POP3のほか、APOPにも対応する。

新着メールがあると、ポップアップウィンドウ（新着ウィンドウ）を表示して通知してくれる。新着ウィンドウには新着メールの件名や送信者名、送信日時などのヘッダ情報が表示され、マウスクリックで内容をクリップボードにコピーしたり、メールソフトを起動したりできるようになっている。

メールアカウントは複数を登録することが可能。アカウントごとにサウンドファイルを指定しておけば、どのアカウントに新着メールがあったのかを音で判別できる。送信者別にサウンドを割り当てることも可能で、特定の相手からのメールをチェックしたいときに便利だ。さらに「追加表示」オプションを利用することで「自分宛のメールか、それともCCやBCCでまとめて送信されたメールか」を知ることもできる。

定期的なメールチェックのほかにも、手動でのメールチェックや新着メールの一括削除、メールチェックの一時停止といった操作を行うことができる。また、POPサーバ上にあるメールを一覧表示で確認し、不要なものを一括削除することも可能だ（POPサーバ整理機能）。そのほか、NTPサーバにアクセスして、パソコンの内蔵時計を修正する機能も備えている。

設定は簡単で、相手のメールアドレスと、その相手で使いたいサウンドファイルをセットで登録するだけ。もちろん複数の相手を登録することができる。「仕事用」「プライベート用」といったアカウントごとの区別だけでなく、特定の相手からのメールを音で聞き分けられる点はポイントが高い。携帯電話では、相手に応じて着信音をきめ細かく指定できるのが当たり前になっているが、パソコンのメールでもそれに一歩近づいたといえる。

そのほかでは「POPサーバ整理」機能にも注目だ。メールサーバの内容を削除する機能としては「新着削除」もあるが、「POPサーバ整理」ではサーバの内容を一覧表示して、任意に選択したものを削除できるところが特徴。文字列検索機能を備えているので、特定の文字を含むものだけを一括選択して削除することも可能だ。

決まった送信相手やパターンを持つ迷惑メールをまとめて削除したい人にはぴったりのソフトだ。

開発中に苦労した点
ある機能追加に際して、場合によってはその部分だけではなく、全体的にコードを書き換えたりしたことです。

ユーザにお勧めする使い方
実用面だけを考えて作ったので、見た目はよくありません。使い方というより、例えば年配の人でも見やすくできるように、フォントサイズを変更できるとかしていますので、いろいろ設定してみてください。

今後のバージョンアップ予定
最近は、利用者からのおたよりをもとに改良していますので、特に予定しているものはないです。