ソフトを開発しようと思った動機、背景
Tiny Mouseは、Windowsエクスプローラを愛用しています。でも、エクスプローラにも不満があります。Internet Explorerには「お気に入り」機能があって、あらかじめ登録したページに簡単に移動できます。Windowsエクスプローラでも同じように、よく使うフォルダに簡単に移動したいと思います。Windowsエクスプローラでも「お気に入り」が使えますが、Internet Explorerの「お気に入り」も表示されていて、使い勝手がよくありません。Windows Vistaのエクスプローラでは「お気に入りリンク」機能が追加されました。でも、Windows 98やXPのエクスプローラには、この機能はありません。Windowsではファイルをダブルクリックすると、関連付けされたプログラムでそのファイルを開くことができます。しかし、関連付けされたプログラムとは別のプログラムで開きたいことがあります。例えば、Delphiのソースファイルを、Delphiではなくテキストエディタで開くとか。こんなとき、エクスプローラの「送る」機能を使っていました。しかし、ファイルを選択、右クリック、「送る」 を選ぶ、プログラムを選ぶ……というのは面倒。「コピー」や「削除」なら、ファイルを選択、ツールバーのボタンをクリック……で済むのですけどね。
そこで、フォルダへのショートカットを配置できるツールバー、そしてプログラムへのショートカットを配置できるツールバーを作ろうと思いました。
開発中に苦労した点
《ここに移動》機能は、ドロップダウンリストにしてみたり、フォルダツリーのようなパネルを表示するようにしてみたり……。ツールバーにアイコンを並べる形式にするまで、試行錯誤しました。
エクスプローラが開いているフォルダが何か、選択しているファイルは何かを取得する方法が、調べても簡単に見つからなくて苦労しました。開発途中のバージョンをテストのためにインストールして、Windowsを不安定にしてしまうことも多々ありました(笑)。
Windows Vistaのエクスプローラでも、とりあえず動作はするのですが、ドラッグ&ドロップでアイコンが追加できなかったり、「ここに移動」ツールバーは意味がなかったりします。「ExpBarEx」の一部として公開しようと思っていましたが、Windows Vistaでの動作の問題から、別に公開することにしました。
今後のバージョンアップ予定
《ここに移動》の移動先を多階層メニューにできる、「EzExpEx」の機能をツールバーで呼び出せる、選択されたファイルのプロパティを変更できるパネルを表示する、リムーバブルディスクを取り出せる……などができるようになったら、Ver.1.0にしようと思っていました。そこで、Ver.0.8から公開をはじめました。しかしながら、このままでも特に困っていなかったり、Windows Vistaでは僕も使っていなかったりするので、今後のバージョンアップは、とりあえず考えていません。
(Tiny Mouse)