「flapメモ太郎」は、文字修飾や顔文字挿入などのユニークな機能を持つ文書作成ソフト。テキストだけでなく、文書中に画像を貼り付けることも可能。編集・作成した文書は、（プレーンテキストではなく）独自形式のファイルに保存される。メニューを子どもにも読みやすくしたキッズモードが用意されている。

メイン画面は、オーソドックスでわかりやすいデザイン。切り取り、コピー、貼り付け、削除といった基本的な編集機能に加え、日付と時刻の挿入、検索・置換、やり直しなどの機能も用意されている。顔文字挿入機能を利用して、あらかじめ設定された顔文字を文書に入力することも可能。クリップボード経由で画像を文書に貼り付けることもできる。貼り付けた画像のサイズを変更することも可能だ。

選択した文字列に対して、太字、斜体、下線、取消線といった文字修飾を施したり、文字色やフォントを変更したりといったことも可能。文字色は自由に色を指定できるが、青と赤の2色はプリセットされ、ツールボタンからワンタッチで設定できるようになっている。背景色を変更したり、画面を半透明化したりすることも可能だ。

作成した文書は、独自形式のファイルで保存できるほか、PDFファイルに出力することが可能（PDFファイルは文字修飾や画像は無視されて、テキストデータのみの文書となる）。そのほかにも、

• （「ワードビュー」機能を使った）選択文字列をキーワードにしたWeb検索機能
• メニューを子どもにも読めるようにひらがなにしたキッズモード

ただし、ちょっとクセがあるのも確か。「flapメモ太郎」で作った文書は基本的に独自形式で保存されるのだが、保存ダイアログでファイルの種類を「flapメモ太郎ファイル」にしておいても、ファイル名を拡張子「MTR」まで入力しないとTXTの拡張子が付けられる（しかし、形式は独自形式なので、テキストエディタでは読むことができない）。ここは問答無用にMTRファイルとして保存するか、あるいは文字修飾などを無視したプレーンテキストでの保存を可能にするか、どちらかにした方がよいと感じた。

また、キッズモードではメニューがひらがなになるのだが、ごく一部を除いて、漢字をそのままひらがなに置き換えただけというのが残念。子どもにもわかるように言葉自体を置き換えたら、なおよかったのではないだろうか（例えば「しんきさくせい」を「あたらしくつくる」など）。

ユーザにお勧めする使い方
今回のバージョンでもPDFに変換する機能を搭載しているので、使ってもらいたいです。また、顔文字挿入機能では、普段使うような顔文字が登録されているので、手紙などを「flapメモ太郎」で書いている方は、ぜひこの機能を重宝してください。

今後のバージョンアップ予定
今後は、顔文字挿入機能の顔文字の追加や一部の不具合などを随時更新していく予定です。機能についてもおもしろいアイデアが浮かんだら、随時追加していく予定です。