Web閲覧を快適にするための、数多くの機能を備えた“軽量版”タブブラウザ。「Lunascape Lite」は、“定番”高機能タブブラウザ「Lunascape」の軽量版。「Lunascape」の持つ多彩な機能をある程度絞り込むことで、低スペックのマシンでも快適に動作するように調整されている。フル機能版「Lunascape」との違いは、フル機能版がIE/Geckoの二つのレンダリングエンジンを利用できるのに対して「Lite」ではIEのみになること、RSSティッカなどのRSS関連の機能が整理されていること、メニューのカスタマイズやワンクリックデザイン切り替えといったカスタマイズ機能が制限されていることなど。新バージョン「4」では、クラッシュ防止機能や品質向上レポート機能などが新たに追加された。
Web閲覧を便利にしてくれる機能の多くは「Lunascape」のものを引き継いでいる。
- マルチメディア、スクリプト、ActiveXの動作を指定するセキュリティ設定
- 煩わしいポップアップ広告を表示しない「ポップアップ自動抑止」機能
- 特定のページを表示しない「タイトル抑止」「URL抑止」機能
- 複数の使い分けが可能な独自の「お気に入り」
- セキュリティ設定の「お気に入り」ごとの設定
- 「お気に入り」の使用頻度順での自動ソート
- 豊富な検索エンジンを使い分けられる「検索バー」
- プロキシの切り替えを簡単に行える「プロキシバー」
- タブの自動更新
- マウスジェスチャ
- フレームの分解表示やリンク先のサムネイル表示
などは、フル機能版「Lunascape」と同様に利用できる。新バージョン「4」では、ブラウザの終了を回避する「クラッシュ防止」機能(フル機能版の4.7.0で追加されたもの)が新たに搭載された。IEコンポーネントや動画プレイヤーが原因で動作が停止した場合、従来は「Lunascape Lite」全体が強制終了してしまっていたが、問題となるタブだけをクラッシュ防止機能が閉じ、ほかのタブには影響を与えないようにする。ひとつのタブで問題が起きても、ほかのタブでの閲覧は続けられるようになった。
RSSに関しては、フル機能版「Lunascape」のような「お気に入り」と完全統合したスタイルでのRSS機能は除外されたが、付属ツールの「RSSバー」を利用することで対応できるようになっている。