演出とストーリーに凝った大作RPG「FREEJIA〜回帰の果てに〜」の続編。心に傷を持つ青年ハンター「シオン」の活躍が描かれる。呪われた聖剣「Blue Tears」に翻弄される青年の物語
「FREEJIAIII-Blue Tears-」は、50名以上のキャラクタのボイスが収録された「FREEJIA〜回帰の果てに〜」の続編にあたる“超巨編ファンタジーRPG”。続編といっても主要登場人物はほぼ新キャラクタで、前作をプレイしていなくても十分に楽しめるようになっている。舞台は、ガイア世界四大大陸のひとつ「レモリア大陸」。静かで緑豊かな村「バニティ・ソアラ」に住む18歳の主人公「シオン・アスターク」は、幼なじみの少女「ティナ・リュカオン」や、女と酒とギャンブルに目がない青年「バンガード・マイヤー」とともに、ハンターチーム「バンガーズ」を結成して、凄腕ギルドハンターとして名を馳せていた。
ある日シオンたちは、レモリア帝国からの依頼で、七大聖剣のひとつとされる呪われた剣「Blue Tears(ブルー・ティアーズ)」を手に入れる。Blue Tearsを手にした者は、女神「オルバ」の呪いにかかるといわれ、かつてシオンはこの剣の呪いによって、大切な恋人「シェリー・スレイン」を殺めてしまうという辛い過去を抱えていた……。
多種多様なクエストをクリアしながら物語を進めてゆく
ストーリーは、各街の酒場の中に存在する「ハンターギルド」からの依頼をクリアしてゆくことで進行してゆく。ハンターは1チーム3人が基本。序盤は、主人公のシオン、ティナ、バンガードによるチームで依頼をこなしてゆくことになる。各チームには成績に応じて「ハンター・ランキング」が設定され、ランクによって依頼内容が変化する。
戦闘は(基本的に)ランダムエンカウント方式。敵は、魔王が呪法で作り出した「魔物」をはじめ、魔王の支配を受けない自然に生まれた存在「魔獣」、さらにミッションを請け負う中で襲いかかってくる人々など、さまざま。バトルシステムには、ゲージがMAXまでたまると奥義を発動できる「メンタリィ・ゲージ」というユニークなギミックが用意されている。メンタリィ・ゲージは、MAX状態で奥義が使えるようになるほか、連携奥義などを発動することも可能。たまり具合によって戦闘中の能力値が増加し、最大3HITまでの連続攻撃を行えるようになる。
戦闘以外でも、食材から回復アイテムなどの料理を作れる「調理システム」や、1種類の宝石と2種類の原石から装飾品を精製する「錬金システム」といった“やり込み要素”も満載。さらに街や村での移動中、特定の条件下で【Shift】キーを押すと、サブメインキャラクタによるサイドストーリーを垣間見ることができ、シナリオ面でも凝った演出が用意されている。
※記事初出時に「バトルシステムは『RPGツクール2000』を使用したスタンダードなものだが」としておりましたが、「FREEJIAIII-Blue Tears-」では、「RPGツクール2000」のデフォルト機能を使用せず、独自に構築しているため、当該部分を削除しました。 (編集部)