一本で請求書と見積書の作成・印刷を行える“SOHO向けビジネスソフト”。簡単な操作で使える。「soho Life」はその名の通り、個人営業や小規模オフィス(SOHO)の業務に適した請求書・見積書作成ソフト。請求書と見積書の作成・印刷のほか、登録した会社ロゴを請求書や封筒に印刷する機能、発行先となる顧客の住所や連絡先といったデータを管理する機能、発行の履歴を記録する機能なども備える。請求書と見積書は、それぞれ年間最大1万件まで作成することが可能。簡易検索機能を搭載し、過去に作成した書類を探し出して、加筆・修正の上で再利用するといったこともできる。
利用するには、まずはじめに郵便番号データを読み込んで、ユーザ(請求元)の会社情報を登録する。その後、
- 請求書のあて先(顧客)の情報を「得意先」に登録する
- 請求書または見積書の内容を作成して、登録する
- 請求書または見積書を選んで、印刷する
というのが基本的な使い方。請求書のフォームは「内容」「数量」「単位」「単価」「金額」「備考」のテーブルと、「請求日付」「担当者」「件名」などの項目から構成される。見積書のフォームには請求書の項目に加え、「引渡期日」「引渡場所」「有効期限」「取引条件」も用意されており、シンプルながら、最低限必要な内容はほぼ盛り込まれている。そのほかにも、顧客へのメッセージなどを入力する「備考」、自社用の覚え書きを入力する「メモ」がある。備考欄に入れるテキストを、あらかじめ登録したテンプレートから貼り込むことも可能だ。ユーザ情報には、
- 会社名および代表者、管理者
- 郵便番号、住所、電話、FAX、URL、メールアドレス
- 取引先銀行口座、口座名義人
などを登録する。取引先口座は最大四つまで登録することが可能だ。得意先の住所は、全国都道府県の郵便番号/住所データを利用して、郵便番号から住所を検索して入力できる。住所データは、必要な都道府県だけに限定して読み込むことが可能。参照するデータ量を節約し、検索動作を高速化できる。印刷では(請求書・見積書の)ヘッダや封筒の印刷フォームが用意され、会社情報に入力したデータを請求書などに簡単に印刷できるようになっている。オリジナルのロゴを合わせて印刷することも可能。封筒サイズは長3横型に対応する。差出人のデータ(住所/氏名/電話/FAX)のほか、「請求書在中」「見積書在中」といった表書きを同時に印刷することも可能だ。さらに「FAX送信票」「書類送付状」「タックシール」などを作成することもできる。
請求書データの集計・分析機能もあり、月別/年別などの集計結果を「チャート(グラフ)」で閲覧できる。専用のウィザードで数値データ(X/Y/Z軸)、チャートの形式(棒/折れ線など)、スタイル(2D/3Dなど)を設定するだけで、集計チャートを作成することが可能。例えば、「年/月別の請求総額」「請求先別の金額の月別推移」などのデータをチャートで確認し、自社の業績の傾向や推移を分析する、といった使い方もできる。