「駅探エクスプレス」は、鉄道やバスの効率的な乗り換え経路や運賃を検索したり、最新の運行状況を確認したりできるソフト。全国の交通機関の時刻表を表示したり、乗車駅/下車駅から乗り換えパターンや運賃を割り出してくれたりなど、移動や旅の計画に役立つ機能を多数備えている。新バージョン「4」では、「おまかせアドバイス」により、細かな条件設定を行わなくても、さまざまな目的で経路を検索できるようになったほか、迂回経路も検索できるようになった。

メイン画面は、左側に「乗り換え案内」「時刻表」「バス」「飛行機」の大きなボタンが、また右側には検索結果表示エリアが配置された構成。左側のボタンの「乗り換え案内」以外からは、それぞれ鉄道、バス、飛行機の運航時刻表を閲覧できる。鉄道の場合は駅名を（路線図からの選択も可能）、またバスの場合はバス会社やバス停、系統などを指定することで、時刻表が表示される仕組み。飛行機の場合は、出発/到着の空港と時刻を指定すると、国内主要航空会社の全便名と発着時刻が表示されるようになっている。

「乗り換え案内」では、乗車駅/下車駅と時刻を指定して検索すると、さまざまな乗り継ぎのパターンを案内してくれる。所要時間や乗り換えの回数、運賃の違いも表示され、「時間優先かコスト重視か」を好みに応じて選べる。時刻は、出発/到着時刻のいずれでも設定することが可能。目的地までの最終便を逆算して、何時の便に乗ればよいかを教えてくれる「終電」というオプションも用意されている。

検索結果は、時間/料金/乗り換え回数などの優先順位を変更したり、利用する航空会社を指定したりして表示させることが可能。乗り換え時間を調整して、再検索を行うこともできる。そのほかにも、

• 表示された料金をワンタッチで転記できる「交通費メモ」機能
• 検索した区間の定期利用料金を計算できる「定期運賃」機能
• 路線図や途中通過する駅を別窓で表示する機能
• 出発前時刻の前に通知してくれるアラーム機能
• 検索結果をメールで通知したり、QRコードで表示したりする機能
• 指定した駅の今後の発車時刻を教えてくれる機能

単に乗り換えパターンを検索してくれるだけでなく、「先に発車する列車に乗っても到着時刻は変わりません」とか、逆に「途中の移動を急げば、あとから発車する列車に乗っても到着時刻は変わりません」といったアドバイスまでしてくれるので、旅の目的や同伴者のことなどまで配慮して、さまざまなプランを検討できる。また、検索結果を見て出発や到着を1本前や後に変更したり、乗り継ぎの所要時間を変更してもう一度検索してみたり、といったことが簡単にできるのもうれしい。一方、営業や出張で頻繁に移動する人にとっては、交通費の記録や定期料金の計算機能、アラーム機能なども魅力だろう。

乗車/下車駅の指定は、駅名による文字列検索や路線図からの選択で行うことも可能で、はじめての人でもわかりやすい。一度使用した駅は履歴に記録され、「よく使う駅」としてリストから選べるほか、乗車駅と下車駅をワンタッチで入れ替えることもできる。検索パターン自体も履歴に記録されており、以前検索した設定を呼び出すことも簡単だ。

そのほか、Webサイトと連携して駅周辺の地図や情報を表示する機能などもあり、旅の計画を立てるときはもちろん、旅行中でもいろいろと役に立ってくれそうだ。

• ブラウザとサーバのやり取りの回数や通信データ量が多くなり、速度が遅くなる
• 多機能を実現するとWebブラウザでは操作が多く、面倒になってしまう

一方、インターネットへの接続環境は常時接続が急激に増加していることから、インターネットへ接続をするという「壁」は非常に低くなってきています。そこで、インターネットのよい点とアプリケーションのよい点を融合させた「駅探エクスプレス」を開発いたしました。

開発中の苦労
Ver.4の「駅探エクスプレス」は、ユーザインタフェースを大きく改良しました。いままでのバージョンアップの機能積み上げにより、かえってわかりづらくなった部分などを整理し、初心者にも使いやすく利用できるよう苦労しました。

お客さまにお勧めする使い方
「駅探エクスプレス」はインターネットと連動することにより、リアルタイムな情報を提供します。全国エリアの運行情報にも対応していますので、「起動時」オプションで運行情報などを起動しておくと便利です。

乗り換え結果に連動した運行情報もご案内できますので、出かける前にサッと検索して、乗り換え経路や料金はもちろん、出発/到着時間や運行情報もご確認ください。また、検索したあとに「交通費メモ」ボタンを押して検索結果を保存しておけば、Excelにまとめて月末などの交通費精算も楽々です。

Ver.4の新機能「おまかせアドバイス」により、細かく検索条件を設定しなくても、多様な乗り換え結果を案内できるようになりましたので、ご活用ください。

今後のバージョンアップ
インターネット連動の強みを活かし、リアルタイムな情報との連動をますます強化します。また、開発にはお客さまの声が非常に助けになっております、今回のVer.4もお客さまの要望事項を反映させています。「こんな機能がほしい！」など、ぜひ、ご要望をお聞かせください。